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音楽配信サービス「Spotify」が“基本無料ビジネス”の最高峰と言えるワケ=シバタナオキ

Spotifyのビジネスモデルの概要

Spotifyのビジネスモデルはフリーミアム(基本無料&一部有料)です。

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無料版のサービスでは広告が入りますが、それ以外は基本的に音楽が聴き放題になっています。有料版はアメリカでは月$9.99(約999円)で、全ての機能が広告なしで利用できるようになるという、シンプルな価格体系です。

主要なKPIを簡単にまとめてみます。

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・MAU: 1.59億人(YoY +29%)
・無料ユーザーMAU: 9,200万人(YoY +41%)
・有料ユーザー: 7,100万人(YoY +46%)
・有料ユーザーARPU: EUR5.24(約681.2円)
・総視聴時間: 110億時間

これにプラスして2つの指標を見てみます。

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1つ目は、DAUとMAUの比率です。Spotifyの場合、この比率が44%と、非常に高い水準を誇っています。1ヶ月に一度でも利用する人のうちの半分が、毎日サービスを利用していることになります。

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もう1つは、MAUあたりの視聴時間で、1ヶ月あたりアクティブユーザーは平均25時間、Spotifyで音楽を聴いていることになります。

この1アクティブユーザーあたりの視聴時間が右肩上がりで増えているのは、サービスがより魅力的になって行っている証拠だと言えるでしょう。

グローバルに1.59億人もの人が、平均1ヶ月あたり25時間も利用しているという、非常に中毒度の高いサービスだとも言えるでしょう。

以下では、有料ユーザーと無料ユーザーの、それぞれのユニットエコノミクスを比較した上で、なぜSpotifyがフリーミアム界の最強のビジネスモデルであるかを説明したいと思います。

Next: 有料・無料ユーザーの双方からしっかり利益を確保

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