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ツイッター社「黒字転換」の要因を徹底分析。背景に日本市場が貢献か?=シバタナオキ

悪いニュース:アメリカで大苦戦中

始めに悪いニュースの方から書きます。

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月間のアクティブユーザー数を見ると、グローバルでYoY+4%しか増えていません。さらに厳しいのは、アメリカではYoY+2%と、ほぼフラットな成長しかしていないことになります。

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さらに広告売上を見ると、グローバルでYoY+1%、アメリカではYoY-10%と、減少傾向にあるということが分かります。

良いニュースその1:日本のおかげ(!?)で黒字化

良いニュースも見ていきましょう。

上のグラフで見たように、アメリカでの広告売上は減少傾向にありますが、アメリカ以外の広告売り上げはYoY+10%と二桁成長しています。

決算資料の中でも特に成長を牽引しているのは、日本市場であると書いてあります。

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日本からの売上はYoY+34%の$106M(約106億円)で、全社売上の15%という記載があります。

これを見る限り、日本はTwitterの中で最も売上成長が早い国の1つであり、アメリカを除くとかなり大きなウェートを占める重要な国であることがわかります。

今回、Twitterが黒字化したのは、この日本市場における急成長も1つの要因であることは間違いないでしょう。

Next: 存在感を増す日本市場。良いニュースはまだある?

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