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主要市場は売られ過ぎから持ち直しへ。材料多いなか、明るい基調続こう=馬渕治好

来たる花~今週(4/2~4/6)の世界経済・市場の動きについて

<材料が多い週だが、主要市場は引き続き明るい方向へ>

(まとめ)

今週は、日米で、注目される経済統計が多いです。ただ、それぞれの統計が個別にどうなる、ということより、先週に引き続き、世界市場は明るい方向への復帰の流れにあると予想します。

(詳細)

今週は、日本や米国で、注目される経済統計が多いです。

日本では、4/2(月)に、日銀短観が公表されます。市場は通常、業況判断DIや設備投資計画を注目します。特に設備投資計画については、前回調査はまだ2017年度のみが集計・公表されていたものが、今回は2018年度分も発表されます。

また、足元円高気味で推移しているだけに、企業が前提としている米ドル円相場の水準も注目度が高いと考えます。こちらも前回調査の2017年度から2018年度までに延長されます。

米国では、下記のような、注目度が高い経済統計の発表があります(日付は発表日、全て3月分の統計、カッコ内は(2月分実績→3月分市場予想))。

4/2(月)ISM製造業指数(60.8→60.0)
4/4(水)ADP雇用統計(雇用者数前月比:23.5万人増→20.5万人増)
同日 ISM非製造業指数(59.5→59.0)
4/6(金)雇用統計(失業率:4.1%→4.0%、非農業部門雇用者数前月比:31.3万人増→18.9万人増)

総じてやや慎重な事前予想となっていますので、大幅に数値が悪化しない限りは、市場に悪影響を及ぼすことにはなりにくいと考えます。

加えて、豪ドル相場に及ぼす影響という点では、豪州でもイベントや経済統計の発表が多いです。

4/3(火)には、豪州準備銀行の理事会が開かれます。徐々に堅調さを増す豪州経済に対応して、今年中には利上げの可能性が高いと見込みますが、今回はまだ景気の先行きを見極めようという判断となり、政策金利(1.5%)は据え置かれると予想します。

主な経済指標は、次の通りです(日付は発表日、全て2月分の統計、カッコ内は(1月分実績→2月分市場予想))。

4/4(水)小売売上高(前月比:0.1%増→0.3%増)
同日 住宅建設許可件数(前月比:17.1%増→5.0%減)
4/5(木)貿易統計(貿易収支:10.55億豪ドルの黒字→7.25億豪ドルの黒字)

住宅建設許可件数は、豪州準備銀行の注目度が高い指標です。2月は減少が予想されていますが、1月の急増の反動であり、特に豪州経済の方向性を懸念することはないと考えます。貿易統計は、豪州の主要な輸出先が中国(2017年年間で、総輸出額の33%が中国向け)であるため、豪州のみならず中国の景気動向を推し測るうえでも市場が注視しています。

ただ、今週の世界市場は、述べたような統計などにも影響を受けるでしょうが、総じては、先週現れたような明るい動き(先々週の心理面による売られ過ぎから脱却する動き)が、持続するものと見込みます。

もちろん短期的な振れはあるでしょうが、徐々に底固めから上値をうかがう株式市況や外貨相場(対円)になると考えます。

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※本記事は有料メルマガ『馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』2018年4月1日号の一部抜粋です。毎週いち早く馬渕氏の解説をご覧いただくには、今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した項目もすぐ読めます。

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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」』(2018年4月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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