マリーヌ・ルペン氏などは静観
マリーヌ・ルペン氏など、マクロン大統領と対立する野党側は静観しています。
マリーヌ・ルペン氏は、マクロン大統領に選挙を実施するように要求していますが、この「黄色いベスト」運動は自然発生的に起きたもので、ほとんど政党色がありません。
ですから、野党がやっているというわけでもなく、どう対応すべきか、野党もやや戸惑いがあるのかもしれません。
今回のパリ暴動は、昔の歴史に出てくる『フランス革命』はこんな感じで発展したのかもと思えるような激しさです。
マクロン大統領は、このまま政権を続けて、増税・リストラ路線を続けるのは難しいでしょう。
選挙を実施して、あらためて国民の信を問うのが、最善の方法のように思えます。
マクロン政権、燃料増税を延期
そしてついに、フランス・マクロン政権のフィリップ首相は4日に演説し、燃料増税の延期を発表しました。さすがに約50年ぶりといわれるデモの激化で、対応を迫られたようです。
"Les tarifs sur l’électricité et le gaz n'augmenteront pas durant l'hiver" annonce Édouard Philippe pic.twitter.com/s67WeOUZ8l
— BFMTV (@BFMTV) 2018年12月4日
フランスのIfop(世論調査会社)の最新の数字では、マクロン大統領の支持率は23%になっています。
23% des Français approuvent l'action d'@EmmanuelMacron en décembre 2018, une chute de 6 points en 1 mois dans notre baromètre Ifop – @Fiducial @ParisMatch @SudRadio.
Pour la 1ère fois, le président atteint le même niveau d'impopularité que @fhollande (23% en décembre 2013) pic.twitter.com/KDHyxU9WD8
— Ifop Opinion (@IfopOpinion) 2018年12月4日
マクロン大統領・不支持は7割から8割に及んでいるということです。