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日本では報道されないフランス暴動デモの凄まじさ、民衆は増税に怒っている=児島康孝

フランス革命のお国柄?

今回のデモや暴動はマクロン政権の増税・リストラ路線に反対したものですが、過激さという面では、日本では考えにくいほどです。

仏メディアのインタビューでも、「政府に国民の声を伝えるため」というデモを肯定する意見がほとんどです。BFMTVのニュース番組でも、黄色いベストを着た人がスタジオにも登場して意見を述べていましたし、とにかく全国的な広がりをみせています。

フランス革命の歴史がそうさせるのでしょうか。

フランスの歴史は「民衆の蜂起」と「外国との戦争」

フランス革命は、1789年、政治犯などを収容していたバスチーユ牢獄が民衆に襲撃されて始まったとされています。

日本では、江戸時代で「天明」から「寛政」に変わった頃、やはり天明の飢饉など米価格の上昇で打ち壊しなどが起きています。

フランス革命の前夜は、貴族や王族の優雅な生活を賄うため、一般民衆の「増税」などで財政を改善しようとしていました。

フランス革命は、革命をつぶそうとする周辺国とのフランス革命戦争。そして、外国に情報を漏らしていたブルボン朝のルイ16世のギロチン処刑。その後、ナポレオンによるクーデター。そして、ナポレオン戦争の敗北で、王政の周辺国の力による、ルイ18世、シャルル10世の王政復古。その王政復古に反発しての7月革命など、目まぐるしく歴史が動きます

有名な絵画『民衆を導く自由の女神』は、7月革命の時にドラクロワが描いたものです。7月革命・2月革命を経て大統領選挙が行われ、そこでルイ・ナポレオン(ナポレオン3世)が大統領に選出され、その後、皇帝に移行する。日本人から見れば、共和制や王政・帝政が何度も出てきて、こんがらがりそうな話です。

特徴的なのは、民衆の蜂起と、ドイツなど外国との戦争です。

大統領に選出され、その後、皇帝になったナポレオン3世も、結局、プロイセンとの戦いで捕虜となり敗戦。失脚しています。

その後は、第一次世界大戦や、第二次世界大戦で、多くの人が知るとおりです。

Next: もともと戦乱が多い欧州、今後もフランス政局に要注意

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