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いまは2000年「ITバブル」と同じ状況、あらゆる指標が景気のピークを示している=江守哲

米国市場はすでに終わっている

さて、米国の主要株価指数は大幅安になっています。結局のところ、安値での買いはあくまで買い戻し主体だったといえます。

反発を期待する声が多いのですが、いまの市場はすでに終わっていると判断しています。戻す局面があるかもしれませんが、本物の戻り基調に入るのは数年かかるでしょう。

S&P500は50日移動平均線が200日移動平均線を下回り「デッドクロス」を形成しました。米国ではこのような動きをものすごく意識します。これは短期的な弱気シグナルと見られていますので、手仕舞い売りが出やすくなるでしょう。

また、週間ベースの下落率も大きくなっており、地合いの悪化が鮮明です。買いづらい状況が続くことになりそうです。

しかし、一方で売られすぎと判断し、安値と考えて買った投資家が増えていることも事実です。多くの投資家は依然として上昇を見込んでいます。長期的には正しい見方であると思いますが、今後の調整場面でこのポジションを維持できるかどうかです。

歴史的割高圏にある今、投資家はどう動くべきか?

いまの米国株は歴史的な割高圏です。長期的に見れば、より安いところで買う機会は数多くあるでしょう。

いまは景気拡大の最終局面であり、ボラティリティが高くなります。ここで無理をして株価の最後のひと上げを取りにいくのはリスクがあるでしょう。

それよりも、ポジションをきれいにして、今後大きく調整した際に保有している現金で割安になった株式を買う準備をするほうが健全です。

ポジションをきれいにすると、見えないことが見えてきます。それは、バイアスがかからないからです。そうすることで、いまの市場の位置づけを冷静に分析することができるはずです。

バフェット指数でみると、米国株は9月末時点で理論値よりも3割割高と計算されます。つまり、高値から30%程度の調整があってもおかしくないということです。

ちなみに、ハイテクバブルの崩壊では、ナスダック指数は高値から78%下げています。そこまでの下げは想定していませんが、頭の片隅に置いておきたいと思います。

Next: 今年の12月は何かが違う? 各指数からどうトレンドを読むか

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