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トランプ退陣の日は野党次第。コーエン証言「トランプは詐欺師」と動かぬ証拠がトドメを刺す=江守哲

ロシアゲート絡みの証言も

コーエン被告は「トランプ氏が大統領選中にロシアと共謀したかについての直接的な証拠は知らないが、その疑いはある」としました。

「17年の夏、トランプ氏の長男などの選挙陣営のメンバーがロシア政府の関係者と面会したとの報道があった時にピンときた」とし、「16年6月にトランプ氏の長男がトランプ氏に対して小声で面会の準備は整ったと伝え、トランプ氏が私に知らせてくれと返答したのを覚えている」としています。

最後に、ロシアの不動産プロジェクトで「ウソ」をついたとしています。

ロシアにおける不動産プロジェクトのモスクワ・タワーの交渉は、選挙キャンペーン中に数カ月間続いたとしました。「トランプ氏は選挙活動中、交渉について指示していたが、そのことについて嘘をついていた」としました。「なぜなら、彼は当選すると思っておらず、モスクワの不動産プロジェクトで数億ドルの収入を得ると知っていたからだ」と明言しました。

そのうえで、「私は昨年の秋、連邦裁判所の裁判で、ある個人の指示と連携のもと、その個人の利益のためにとった違法行為に対して罪を認めた。このある個人とはトランプ大統領だ」としました。

ここまで具体的に話が出てきてしまうと、トランプ大統領は言い逃れはできないでしょう。

民主党は今後、トランプ氏のビジネス2016年大統領選でのロシアとの関係について徹底究明する構えです。

与党もトランプ大統領を助けきれない?

「コーエン氏の証言はプロセスの始まりだ。終わりではない」と、監視委員会のカミングス委員長は指摘しています。18年の中間選挙で民主党が下院の支配権を握ったことで、カミングス氏は同委員長となっています。

一方の共和党側は、コーエン被告の人格と信頼性に矛先を向けて応酬しました。しかし、コーエン被告はこれを何とか乗り切りました。

コーエン被告の克明な証言の多さと、コーエン被告が16年大統領選のロシア介入疑惑について捜査するモラー特別検察官だけでなく、ニューヨーク州南地区連邦検察にも協力しているという事実はきわめて重大でしょう。

これでは共和党も「かなわない」「トランプ大統領を助けきれない」といった論調になる可能性があります。

Next: トランプにとってマズい証拠が続々と出るも、野党が弾劾に慎重な理由とは?

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