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「収入が増えない」と嘆く人が見落としている、今すぐできる4つ節約術=俣野成敏

【お金が貯まる小技その2:車は所有するか借りるか?を選ぶ】

続いては、車についてです。これに関しては、いくつかの選択肢が考えられます。まずは、「購入するか?それとも必要な時だけ借りるか?」という選択肢があります。

ここ数年は、シェアリングエコノミーがずいぶん浸透してきた影響もあって、車を所有する人もかつてほどではなくなってきたように思います。これに対抗したレンタカー業界も価格を下げてきているため、車を借りることに対する敷居が、ずいぶんと下がってきました。

たとえば最近、知人が郊外に行く際にタイムズレンタカーを使ったそうです。

知人は、2,000ccくらいの車を借りて、往復200kmほどの距離を、ガソリン代と車両本体込みで12時間借り、1日1万円で済んだ、ということでした。

これが自分の車だと、ハイオクガソリンの場合、だいたいガソリン代が実質3,000円くらいかかります。そこに車の購入や維持費、駐車場代などの手間や費用を考えると、仕事などで毎日使う人でない限りは、必要に応じて借りたほうが結局は安上がり、という場合もあります。

借りることの大きなメリットは、メンテナンスが不要な他、「気分に応じて車種を変えられる」という点が挙げられます。現在では、いろいろなカーシェアリングサイトがありますが、1例を挙げると、Anyca(エニカ)というサイトは、登録料や月会費などが無料で、憧れの車を安く借りることができる、というので人気があります。

<「買う」選択をしても、節約できる方法はある>

そうは言っても、もちろん「車が大好き!」という方や、郊外にお住まいの方、毎日使う方などにとっては、車のない生活は考えられないでしょう。

そういう方にぜひ検討していただきたいのが、カーシェアリングサイトに登録して貸す側に回る、という選択肢です。空いている時間を貸し出しに回し、それで固定費を節約する、ということを考えてみてはいかがでしょうか。

たいていのシェアリングサイトは、借りるだけではなく、貸すことも可能です。ここでリピーターを何人か持って、上手く回していければ、ローンもそれでカバーできるかもしれません。

車の購入を検討される方は、やはりキャッシュよりはローンを使うことを検討されたほうがいいと思います。理由は、先ほどの住宅ローンと同じです。

なお、車購入の時には、値引き交渉ができます。間違っても、言われたままの金額で契約しないようにしましょう。

その際、気をつけておかないと、本体を値引きした分、ローンの金利を引き上げられる場合があります。事前にローン金利の比較をしておいてください。

ローンを組む際に、やってはいけないのは、月々の支払い金額を見て、「月々1万円か」とか、「月々2万円だな。これなら払える」といった判断をしてしまうことです。あくまでも総支払額と、金利で比較をしなくてはいけません。

車だけに限らず、契約する際は、相手から言われたことを鵜呑みにしてしまうと、損をしかねません。必ず下調べをすることを、どうぞお忘れなく。

2. 意外にバカにできない、ジンワリと効果のある小技

続きましては、ちょっとマニアックな小技を挙げてみました。いわば、“小技中の小技”とも言える内容ですが、実は意外に侮れません。

世間でよくもてはやされている小技に、せどりやクレジットカードのポイント、陸(おか)マイラーなどがありますが、それらを行う際には、そのために費やすことになる、ご自身の労力や時間なども考慮しなくてはなりません。

Next: スマホは常に最新機種を持て?小技が大きなお金になって返ってくる

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