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通信4社に5Gがついに割り当て、さらに6Gへと進んだら世界はどう変わるのか?=田中徹郎

私たちの日々の生活を大きく変えてしまう通信の進化

通信回線を介して、クラウド上の映像や音声データにアクセスできるなら、メモリを手元に置いておく必要なないはずです。

例えば壁に貼られた有機ELテレビとリモコンさえあれば、いつでも好きな番組を視ることができるようになっているでしょう。野球の観戦も随分と変わっているかもしれません。

6G回線を使えば、高精細な立体映像を家庭に送ることができますし、しかも同じシーンを何台かのカメラで同時に撮影し、複数のアングル映像を家庭に送ることができるはずです。

映像だけでなく、きっと音声も立体化されているでしょう。

ただでさえテレビ観戦で十分と考える人が多いですが、6G時代にはその傾向がより強くなるのではないでしょうか。

人と人のコミュニケーションのあり方も随分と変わるかもしれません。

今でもテレビ会議システムやスカイプを使えば、遠隔地にいる人同士が、お互いの顔を見ながら会議や会話ができますが、それでも現状の通信環境では、どうしても遅延が発生しますし映像や音声の品質もイマイチです。

6Gによって映像や音声の品質は格段に向上しますので、私たちが一か所にあつまって仕事をする必然性は、ほとんどなくなっているでしょう。

例えば東京のオフィスと北京のオフィスをつなぎっぱなしにしておき、壁面全体に相手側映像を映しておけばどうでしょう。

その場合あたかも一か所にいるように、仕事を進めることができるはずです。

同じ理屈でサテライトオフィスや自宅での仕事が普通になり、私たちは長い時間をかけて通勤する必要がなくなるに違いありません。

もしかしたら転勤もなくなっているかもしれません。

このように通信の高速化や、メモリーの大容量化は単なる技術の進歩にとどまらず、私たちの日々の生活を大きく変えてしまう可能性があると思います。

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一緒に歩もう!小富豪への道』(2019年4月9日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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