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G20、最悪の結果がわかるのは参院選後。日本はトランプに何を脅し取られたのか?=今市太郎

G20が無事終了したことで、国内は参院選へまっしぐらになるのでしょう。日米安保破棄問題や通商交渉の結果は見えず、悲惨な事実は選挙後まで隠されます。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2019年6月30日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

日本は何を脅し取られた?参院選が終わるまで詳細は出てこない…

安倍首相の外交力アピールに使われたG20

ようやくG20大阪サミットが終了し、戒厳令のような大阪市内の状況も通常の平静な日常に戻ろうとしているようです。

もともと誰も期待をしていなかったG20自体の結果は、案の定、玉虫色の声明を出すことで辛うじて米国とその他の国の大きな食い違いを玉虫色にごまかす内容となったようです。

この2日間、安倍首相は各国首脳との会談(立ち話し?)で大忙しだったようです。

そもそも参議院選前にわざわざ前倒し設定して開催したわけですから、外交に八面六臂の活躍をしている姿を映し出すのが目的だったのでしょう。

忙しくても、別に同情すべきような話ではありません。

「安保破棄」はどうなる?必死に否定して火消しに回る日本政府

このメルマガでも数日前に指摘したとおり、トランプは事前に日米関係に不満であることをわざわざ自分からメディアにリークし、屋台骨を揺るがすような状況に追い込みながら乗り込んで、3か月連続の日米首脳会談に臨んでいます。

【関連】安倍首相の全面敗北、トランプ過剰接待を外交と勘違いして「日米安保」破棄へ=今市太郎

日本政府はこの件について、ご本人に真意を聞くことはしなかったと言っています。

G20閉幕後のトランプの記者会見では、日米安全保障条約の破棄について「まったく考えていない」としながらも、「不公平な条約だ」と述べ、現状を「変えなければならないと話してきた」と発言して日本を後にしています。

そして、日本政府はそんな話は出ていないと否定しています。

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