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世界情勢に揺れる日経平均、2万1,500円の節目を越えるか?〜株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

日経平均は上昇トレンドの上昇局面。売りポジションへの転換は21,000円を終値で割り込むことだ――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』(2019年6月30日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

黄金比率で読み解く、日経平均、NYダウ、ナスダックの見通し

日経平均株価 節目でのもち合い

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先週のレポートではADラインに注目した。堅調な展開を維持するのであれば、節目の水準であるADラインを越えることが求められたからだ。実際には、まさしく節目水準であるADラインを挟んだもち合いが続いている。
次の注目日は7月8日前後である。

A点水準:約21,250円

今週のポイントは、節目を越えることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。上述したようにADラインは節目の水準にあたる。堅調な展開を維持するにはこのADライン越えていくことが求められる。ただし、ADラインを越えてもAEラインを超えていくような上昇は確率的には低い。なぜならば、「時間の逆行」となるからだ。逆に、越えることが出来なければ次第に上値の重たい展開に移行する可能性が出てくる。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、21,000円を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。上値抵抗線ACラインを越えてきており、また一時的にはADラインを越えている場面もあったからだ。この場合はADラインを越えて21,500円前後を試す動きか。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性はある。節目のADライン上で同事線を示現している。また、ADラインを越えてもAEラインを越える確率が低いからである。この場合は21,000円を割り込み、弱気が広がることになろう。

Next: ニューヨーク・ダウ 高値でのもち合い~米国市場分析

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