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HISの敵対的TOBにユニゾHDが対抗?投資ファンド、フォートレスの公開買い付けに賛同

ユニゾHDが8月16日、HISによる公開買付けに対抗した、サッポロ合同会社(フォートレス・グループ)によるTOBに関する「賛同」の意見表明をしました。(『元証券マンが「あれっ」と思ったこと』)

複数の候補者のなかから、最高値を付けた投資ファンドに決定

ユニゾHDがフォートレス・グループによるTOBに賛同

8月16日、ユニゾHD<3258>が、HISによる公開買付け(TOB)に対抗した、サッポロ合同会社(フォートレス・グループ)によるTOBに関する「賛同」の意見表明をした。
※参考:サッポロ合同会社(フォートレス・グループ)による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)の概要

<公開買付価格の妥当性(4,000円は提示された最高値)>

・買付け価格は妥当であり、買付予定数の上限設定なし

本公開買付価格は、提示のあった複数候補者の中で最高値

○ 当該価格は、当社が助言を受けている株式価値算定機関3社が算定したDCF法による価格レンジ内であり、当社企業価値に照らして妥当な価格

○ 予定買付株数の上限設定がなく、公開買付け後の完全子会社化の手続も全株主にとり 公平かつ強圧的でない

<TOBの概要>

当社株式の全てを取得することを目的
⇒ 当社をサッポロ合同会社の完全子会社とする取引を実施

○ 公開買付者: サッポロ合同会社(フォートレス・グループ)

○ 買付予定数
下限: 22,813,500株(66.67%)、上限: 全株(100%)
⇒ 応募株券等の総数が買付予定数の下限以上の場合は、応募株券等の全部の買付け等を行う

○ 買付け等の価格
普通株式1株につき、4,000円

○ 買付け等の期間
2019年8月19日~2019年10月1日(30営業日)

○ 決済開始日
2019年10月8日

<フォートレス・グループ>

公開買付者・サッポロ合同会社を設立。

【フォートレス・グループについて】

○ 世界最大規模の不動産投資ファンドの運営会社
・14カ国の拠点に約480名の不動産投資プロフェッショナル

○ 多様なファンドを組成、グローバルで総額約1,000億米ドルの不動産及び不動産関連企業へ投資

○ 日本においても約50名のプロフェッショナルにより、5本の日本特化型投資ファンドを運用
・コミットメントベースの出資額は合計約5,300億円
・累計投資・運営物件数は約1,400件、ビジネスホテル・マイステイズも
・本公開買付け資金はフォートレス・グループより調達

○ 本公開買付けの資金調達
・自己資金 1,375億円(うちエクイティ性資金 375億円、ブリッジ資金 1,000億円)

<特別委員会の答申内容>

1.本取引の目的は正当であること
2.手続は公正であると認められること
3.当社の株主に交付される対価は妥当であると認められること
4.当社の少数株主にとって不利益ではないと認められること

から、本取引は当社の企業価値向上・株主共通の利益に資すると考える

<株価終値推移>

7/9 1,990円、7/10 2,390円(ストップ高)、7/11 2,890円(同)
7/12 3,115円、7/16 3,500円、8/7 3,710円
8/15 3,600円、8/16 4,165円、8/20 4,305円

<感想>

本件は、HISの(敵対的)TOBに対抗するために、複数の条件提示の中からフォートレス・グループによる非公開化目的のTOBに賛同したもの。

株価はTOB価格を上回っているため、本件が成就するかは現状不透明であるが、HISのTOBを阻止するという目的は達成できたものと思われる。

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image by : 寄稿者: Monkey Business Images / Shutterstock.com

元証券マンが「あれっ」と思ったこと』(2019年8 月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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