デートに持ち込めない、恋愛が長続きしない
そういう姿勢を獲得できた理由のひとつに、大学時代に大量の恋愛小説を読み、恋愛映画をたくさんレンタルビデオで借りて観るなどして、女性の心理や女性への接し方を学んだことが大きいと思っています。
それは大学生のときの失恋がきっかけです。
これは以前もご紹介した話ですが、アルバイト先で一緒だった女性とつきあったのですが、別れの原因は私が彼女が何をしているかがいつも気になり、束縛するようになったからです。
たとえば頻繁に電話をかけて確認する。ほかの男性スタッフと仲良さげに話していると、自分に構ってほしくてスネるという幼稚な行動をとる。
夜は夜でほかの男と会っているんじゃないかと根拠のない妄想にかられ、彼女が住んでいるアパートに自転車を走らせ、電気がついているのを見ては安心する。
電気が消えていれば不安で居ても立っても居られず、あとでどこに行っていたのかを追及する……。
もはや完全なストーカーですが、やはりそんな私が重かったのでしょう。結局は振られてしまいました。
それで「束縛は相手に重圧感を与え、むしろ別れにつながる」と学び、次はもっといい恋愛をしたい、そのためにもっと女性の心を知りたいと考え、たくさんの恋愛ストーリーに触れたというわけです。
これは内向的な人におすすめの方法で、引っ込み思案な人ほど、こういうマニュアルから学ぶのが得意だからです。
そこで、ナンパ手法を書いた本や恋愛小説、恋愛映画を見て、異性の心理を知り、テクニックを覚えることです。
テクニックをそのまま使う人のことを「マニュアル君」などと揶揄されることも多いですが、異性とどう接していいかわからないからこそ、まずはマニュアル通り試してみる。
そして相手の反応をよく観察し、随時修正していく。
この方法を批判する人もいると思いますが、それは普通に恋愛ができる人のセリフ。
ただでさえ恋愛経験が不足しがちですから、たくさん失敗してたくさん学び、それを教訓に次の行動をレベルアップさせるのです。