アメリカの大手証券が株式の売買手数料を無料にすると発表。日本でもSBI証券が米国株で無料化すると発表しています。いよいよ次は日本株も無料化でしょうか。(『日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』坂本彰)
株式会社リーブル代表取締役。サラリーマン時代に始めた株式投資から多くの失敗と経験を積み、株で勝つための独自ルールを作り上げる。2009年10月に130万円だった株式資産は、2016年に6000万円を突破。定期預金などを合わせた資産は1億円超。2012年より投資顧問業(助言)を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供するかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。前職はラーメン屋という異色の経歴。メールマガジン『日本株投資家 坂本彰 公式メールマガジン』は2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数2万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。主な著書に『小売お宝株だけで1億円儲ける法』(日本実業出版社)日本証券アナリスト協会検定会員候補。
いよいよ日本株の売買手数料が無料化となるか?
SBI証券、米・チャールズシュワブなどが手数料無料化を発表
SBIホールディングスの北尾CEOは30日の決算説明会で「3ヵ年計画で売買手数料の完全無料化を目指す」と宣言しました。
アメリカでは、インターネット証券大手のチャールズシュワブが株式の売買手数を無料にすると発表。
日本でも7月にSBI証券が米国株式の最低取引手数料を無料化するという発表もありました。
いよいよ次は日本株も無料化になりそうです。
20年前の話になりますが、1999年に金融ビックバンがスタートし株式売買手数料は自由化されました。それまでは売買手数料が投資額の1%くらいありました。
100万円購入すれば売買手数料だけで1万円とられたと時代があったわけですが、どんどん売買手数料が下がっています。
自分の使っているカブドットコム証券であれば、約定代金100万円の売買手数料は990円。従来の10分の1以下に下がっていますが、ゆくゆくは本当にゼロになる時代も見えてきました。
投資家にとっては嬉しい悲鳴ですが、これまで以上に短期売買が増えそうな予感がします。
株価10倍という言葉は聞いたことがあるが、実際に掴む人はますます減っていくでしょうね。
一方で証券会社は、厳しい時代が今後も続くことが予想されます。
この点については過去に作成した動画「野村ホールディングス<8604>赤字1,000億円!店舗2割削減じゃ済みそうにない」
※参考:野村ホールディングス(8604)赤字1000億円!店舗2割削減じゃ済みそうにない‐日本株チャンネル【坂本彰】(YouTube)
でもお伝えしましたが、収益の先細りが懸念されます。
そういった時代を見据えて証券会社も、今までの伝統的な金融商品販売(主に株式と投資信託)以外の新分野開拓を模索してます。
カブドットコム証券はKDDIと連携してビックデータの解析に基づいた新しい証券ビジネスを探しているようです。
今までは店頭型の証券会社が厳しくネット中心の証券会社が優勢でしたが、ゼロになるとネット証券も厳しくなるでしょう。
image by: Bro Crock / Shutterstock.com
『日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』(2019年11月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2009年10月、130万円だった株式資産は2015年に5000万円を突破。定期預金などを合わせた資産は1億円に。平成24年より投資顧問業(助言)を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。メールマガジン「日本株投資家 坂本彰 公式メールマガジン」は2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数2万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。2016年12月1日『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』が日本実業出版社より発売!