マルチ商法とねずみ講
「マルチ商法」とは、ある販売組織の加入者が、別の消費者に商品を売って組織に加入させてマージンを受け取り、さらにその消費者が、別の消費者に商品を売って組織に加入させてマージンを受け取り、さらにその消費者が…というようなことを次々に行って、組織をピラミッド式に拡大していく商法です。
ジャパンライフでも、人を紹介して契約させたら、紹介者にも、契約額に応じて収入が入るようになっています。
法律で禁止されている「ねずみ講」と違い、商品を媒介させており、適切な組織運営を行えば事業を維持することが可能ですが、勧誘の時に紹介される一部の成功話のように誰でも簡単に利益を得られるわけではなく、本当に儲かるのは組織の上部にいる一部の人間だけです。
商売経験の乏しい主婦や青少年が販売員となり、売れない商品の在庫を大量に抱えることになったり、友人や知人を無理やり勧誘したために人間関係が悪化するなど問題も起こりやすいようです。
ねずみ講は「違法行為」
「ねずみ講」は無限連鎖講と呼ばれ、一般的に製品が介在しない、金銭の配当のみを目的とした組織を指します。
自分がお金を払って組織会員となり、2名を勧誘し、お金を払わせて組織のメンバーになると、自分の子組織となります。これを次々と増やすことで、出費した金額を超える収入を得ることができる仕組みとなっています。
無限に広がる無限連鎖で「ピラミッド・スキーム」とも言われ、これは明確に違法行為となっています。
加入者を3人ずつ増やしていく方法だと、10世代目で59,049人、20世代で35億人もの加入者が集まる計算になるそうです。ワクワクしますね。
同じような仕組みで、商品を介することを前面に出しているのがネットワークビジネスで、商品を買うという行為があるので、ねずみ講ではないと主張しています。