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三菱UFJ銀行「紙の通帳やめた人に千円進呈」も、安易なデジタル化に注意すべきワケ

三菱UFJ銀行は、紙の通帳をやめて、スマートフォンなどで閲覧できるデジタル通帳「Eco通帳」に切り替えた利用者に1000円をプレゼントするキャンペーンをスタートすることを発表した。期間は1月24日〜3月15日までで、普通口座を持つ先着10万人が対象だ。日本経済新聞東京新聞 などが伝えている。

産経新聞によると、三菱UFJ銀行は昨年6月10日から新規口座開設時に原則として紙の通帳を発行せず、「Eco通帳」の利用を促してきた。インターネットバンキングの普及に伴い、紙の通帳のニーズが減っていることも要因の一つだか、1口座あたり年200円かかっている印紙税や印刷代などのコストを削減する狙いもあるようだ。

日本経済新聞は、新規口座開設者の一部に対する紙の通帳発行を対象に、200~1000円程度の手数料を徴収する案があることも報じているが、超低金利で収益環境の悪化が続くなか、デジタル化を推し進めようとする企業の姿勢が見て取れる。

この報道を受けてネットでは、「紙の通帳をやめさせたいのなら、過去の明細が全てネットで閲覧できるようにするべきだ」「役所の手続きで通帳のコピーが必要なこともあるので、安易にデジタル化できない」「データ流出や改ざん、災害時のことを考えると紙の方が安心」「今後、残高証明や取引証明などの書類発行時に手数料がかかるようになるのでは?」といった声が上がっている。

確かに時代は様々なサービスがペーパーレス、デジタル化していっているが、お金が絡む問題なだけに、いくら「現金プレゼント」が魅力的だとしても二の足を踏む人も多くいそうだ。

Next: デジタル化するなら、役所と早急な連携を…!ネットの声は?

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