米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが18日、「日本の消費税の大失敗」というタイトルで社説を掲載した。時事通信によると、社説は昨年10月の消費増税が1997年と2014年の増税時と同様、日本経済にマイナスの影響を与えたとして、「三度目の正直とはならなかった」と皮肉った内容だ。
また社説には、「消費増税による消費の冷え込みでGDPが6.3%も減少し、その後に新型コロナウイルスの感染拡大が起きたことから、増税のタイミングは最悪。安倍首相の失策で日本経済は大きな危機に見舞われている」といったことも記されており、「回復が最も必要な時に経済を締め付けた」「安倍首相は政権公約に掲げた『経済活性化に向けた大規模な政策改革』を実行していない」「日本が安倍首相の経済失政の代償を回避するのは手遅れだ」などと散々な書かれようだ。
日本が犯した3度目の過ち、消費増税が経済に打撃
繰り返される「消費増税は財政健全化が目的」という論理は一段と怪しくなっている#消費増税 #消費税 #ハードオンザストリートhttps://t.co/u31wrOUYAf— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) February 19, 2020
この記事を受け、SNSでは「アベノミクスの正当な評価だ」「今すぐに減税するべきだ」「そんなことはわかっていたが、国内メディアが“安倍首相の失政である”と報じないことに違和感がある」「国に信用があれば税金が高かろうが納めるが」「増税前からわかっていたことでは?」「日本国民もいい加減目覚める時だ」といった声で溢れかえっている。
景気後退は、安倍政権の失政が招いたものであることに、国民は気づいていたようだ。そんな中、「景気は緩やかに回復している」などとお得意の「嘘答弁」をし、GDPの落ち込みを台風直撃や暖冬の影響などの気候的理由のせいにする首相を、一体誰が支持するというのだろうか。
Twitterの反応
WSJにしろエコノミスト誌にしろ、海外メディアは日本経済の景気後退について、しっかり「安倍首相による消費増税」が原因だと論じている。それに比べて、国内メディアは「台風」だの「暖冬」だのと、何でも天気のせいにする安倍政権の大本営発表を垂れ流す政府広報と化している。まるで独裁国家だ。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) February 19, 2020
「日本の消費増税『大失敗』三度目の正直ならず―米紙社説」
「ウォール・ストリート・ジャーナル」、97年、14年の消費増税と同じ失敗を繰り返したと痛烈批判。こうなることは、私たちも警告した通り、はじめからわかっていたこと。責任は重大です。5%への緊急減税を!https://t.co/a3RDa9g67V— 志位和夫 (@shiikazuo) February 19, 2020
アベノミクスも
消費増税も大失敗安倍政権が繰り返した
悪政と失政の数々はカネと党利党略の為
経団連と外資の意のままにしかもメディア掌握で
国民を騙しながら…その代償は大きすぎる
今すぐにでも政権を代え
引き返さないといけないお願いだから早く気付いて!https://t.co/exb4xLpEjd
— YellowishPink (@pink_yellowish) February 19, 2020
フィナンシャル・タイムズも、日本は景気後退の瀬戸際だと論じつつ、安倍首相の消費増税が「破壊的な緊縮政策」とする専門家の声を紹介。そんなものは既に分かりきった話だが、そんな失政を涼しい顔で実行する度し難い疫病神が首相のイスに居座る限り、何も変わらない。 https://t.co/kNt9PMfBod
— 異邦人 (@Narodovlastiye) February 19, 2020
自分で消費税増税して日本のGDPを下げたんだから当然の見方でしょうね。アベノミクスは既にがたがたなので新たな経済出動を早急に検討しないとGDP下がる一方で雇用にも影響出て気づいたらデフレになっている可能性もあると思いますhttps://t.co/xSdQzPLdsj
— ごもくそば (@YfLkoSiOdcTWKwD) February 19, 2020
「日本の消費増税は大失敗」米紙社説
●GDP急減は必然
●増税のタイミングとして最悪
●回復力が必要な時、逆に経済を締めつけた
●安倍氏は2012年政権発足時に掲げた政策を実行してない
●日本が安倍氏の経済失政のツケを回避するのは手遅れ
――この8年で負のスパイラルに陥った。経済界も見限るだろう https://t.co/MubJDFw8qv— 盛田隆二Morita Ryuji (@product1954) February 19, 2020
何度も何度も同じ過ちを繰り返し、その反省もなく、日本をただ貧しくさせ、そのくせ「経済が停滞している、人口も減少し、外国人を受け入れなければ日本は立ち行かない」と言い出す始末。こんな政権は他の国にはないが、最悪なことに日本は代替できる政党がない。 https://t.co/ZT6GkxuLRP
— リフレ女子 (@antitaxhike) February 19, 2020
『フィナンシャルタイムズは、「日本に不足しているのは消費だ」として2014年と2019年の消費増税を批判。』
徳政令を出して今年の消費税率はゼロにしよう。 https://t.co/b7YuCzOGAi
— k u r i t a (@kuri_kurita) February 19, 2020
日本の消費増税「大失敗」 三度目の正直ならず―米紙社説https://t.co/vk2PiSgvhh
これには同意するかな。米国は各州が独自に消費税を決定してるし、基本決まっているけど災害後なんかは一度上げてからもとに戻したり自在なシステムだよね。日本も下げることを考えたほうが良いんだろうけど。— ふるかわあきひと (@akihitof) February 19, 2020
税金を払うことに対して国に信用があれば(国民に対価としてリターンが期待できれば)高かろうがちゃんと納めるんだっての。そうでなければ公務員にタダ飯を食わす義理は無い。
日本の消費増税「大失敗」 三度目の正直ならず―米紙社説:時事ドットコム https://t.co/7hGcOBvagU @jijicomさんから— Nakagita Yoshiaki (@nakagita) February 19, 2020
日本の消費増税「大失敗」 三度目の正直ならず―米紙社説:時事ドットコム https://t.co/jvVCCdM2GI @jijicomさんから
一部の人は裕福になったけど、ますます経済格差が広がり庶民は苦しんでいるのが実情。
これがアベノミクスの正当な評価だと思う。— ライライ@Rainbow rising@音楽は生きる糧 (@GodDamnEvil07) February 19, 2020
「GDP減少は当然」
「増税のタイミングとしては最悪」
「回復力が最も必要な時に経済を締め付けた」米紙が安倍政権の消費増税を厳しく批判してるけど、日本国内の報道でここまで踏み切った批判はなかなか見ないよね。
忖度にまみれた日本の報道機関って本当に終わってる。 https://t.co/YST1WiVPjd
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) February 19, 2020
こうなることはわかっていたのに無視してきた国民にも責任はあるが、とにかくしっかりとした経済対策を行わなわなければならない。
公共事業など必要なことに迅速に予算執行すべき日本の消費増税「大失敗」 三度目の正直ならず―米紙社説:時事ドットコム https://t.co/yhJH1mhoEZ @jijicomさんから
— たか (@ta_ka270) February 19, 2020
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source: ウォール・ストリート・ジャーナル、時事通信
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