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コロナ死者はもっと多い?例年同時期との比較でわかった被害全容と、都市封鎖以外の戦い方=矢口新

長期的な視野で戦うスウェーデン

日本政府を含むほとんどの国々は向う何週間が山場だとして経済活動を止めるという「短期決戦」を選んだ。

一方、スウェーデンは、新しい疫病が簡単には抑え込めないとして「持久戦」を選んだ。

欧米のメディアはそれを「住民の命を犠牲にしかねない危険な賭け」と報じているが、他の同規模の国々と比べて、決して犠牲者が多いわけではない。

相場でも短期決戦は勇敢で決断力に富むような印象を受けるが、長期的な視野で耐えることも十分に勇敢で決断力のいる「大人の」戦略だ。

もう1つ、CNBCの記事を紹介したい。

(筆者による日本語訳)コロナウイルス・パンデミックの欧州全土への広がりを受け、近隣諸国が地域の境界線や学校、バー、ビジネスなどを閉鎖するなかで、スウェーデンは潮流に逆らって、規制を可能な限り抑えた通常の社会生活を営み続けている。その戦略は、年配者といったハイリスク集団を防衛する一方で、ウイルスへの露出をいくぶん許すことにより、一般大衆の中に免疫がつくられることを狙ったもので、非難の的となっている。専門家のなかには、その戦略を大衆の健康を弄び一定の確率で死者がでるロシアンルーレットになぞらえるものがいる。しかし今、同国の主任疫学者はその戦略が機能し始めたようだと述べた。そして、数週間のうちにはストックホルムで「集団免疫」獲得に至るかも知れないとした。

出典:No lockdown in Sweden but Stockholm could see ‘herd immunity’ in weeks – CNBC(2020年4月22日配信)

出典:CNBC

出典:CNBC

出典:CNBC

出典:CNBC

日本政府を含む各国政府の新型コロナウイルス対策は、相当大きな人的被害が避けられない上に、最大の経済的被害、スポーツを含む文化的生活の放棄を伴っている。また、再発に関しては、集団免疫の獲得を待つしかなく、他の感染症や、新たなウイルスの発生には無力だという、場当たり的なものだ。

スウェーデンがこのまま新型コロナウイルスの集団免疫を獲得できれば、比較的小さな人的被害は伴うが、最小限の経済的な犠牲だけで、人類は今後も現在社会最大の「難敵」への対抗策を得ることになる。このまま機能してくれることを願うばかりだ。

世界の潮流に従わず、果敢に「正しいと思えること」を遂行する姿勢に、鳥肌が立つほど感銘を受ける。その人の名「ニルス・アンダース・テグネル(Dr. Nils Anders Tegnell)」を、ぜひ心に刻んでおきたい。

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・コロナ死はもっと多い?(4/22)
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・Q&A:30分ぐらいは様子を見る?(4/20)
・Q&A:取引を再開してもいいか?(4/14)
・バブルとパニック(4/13)
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image by:RPBaiao / Shutterstock.com

※本記事は、矢口新氏のメルマガ『相場はあなたの夢をかなえる ?有料版?』2020年4月24日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。信済みバックナンバーもすぐ読めます。

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相場はあなたの夢をかなえる ー有料版ー』(2020年4月24日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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