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なぜ孫正義は一般投資家以上の被害を受けた?バフェットもハマった大物投資家の落とし穴=矢口新

常人には真似のできない集中投資

その謎を解く鍵が、米投資関連メディアで見かけた「バフェットのポートフォリオの68%はこれら4銘柄で占められている」という事実だ。
参考:68% of Buffett’s Portfolio Is in These 4 Stocks

その4銘柄とは、以下の通りである。

・アップル(795億ドル)
・バンクオブアメリカ(2,17億ドル)
・コカコーラ(181億ドル)
・アメリカンエクスプレス(136億ドル)

これでわかるのが、現時点のバフェット氏のポートフォリオは1,955億ドルで、アップル1社で4割以上を占めているということだ。これはアップルに何かかがあれば、簡単に兆円単位の損失が出てしまうことを意味する。逆に言えば、簡単に兆円単位の利益も出せるのだ。

こうしたことは今に始まったことではなく、バフェット氏の基本的な投資スタイルだ。上記の記事の出だしは以下の文章だ。

「According to Warren Buffett, diversification is only neededif you don’t know what you’re doing.(ウォーレン・バフェットによれば、分散投資は自分が何をしているか分からない時にだけ必要)」

分散投資とは、どんなに自分の見方に自信があっても、もしもの場合に備えるリスク管理の観点から行うものだ。

つまり、バークシャー・ハサウェイはリスク管理を行わない。これはバフェット氏の実績が「少数株への大量投資」からのものであったことからも明らかだ。

リスク管理なしでバフェット氏が世界一の投資家になれたのは、

1:同氏の見方がほぼ常に正しかった
2:大量の資金を投じればどんな株でも上がる
3:大量の資金を維持できてきた
4:リスク管理をしなかったから

などだろう。

(4)のリスク管理は、相当程度の利益を放棄するものなので、世界一などは狙えない。また、(1)~(3)はウォーレン・バフェット氏だからできたことで、他の誰にも真似ができないのではないか?

Next: 分散投資を否定するのは、自分だけが未来を見通せると言っているに等しい――

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