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麻生氏「密」な政治資金パーティでカネ集め。やりたい放題の安倍内閣

自民党麻生派は16日、東京・紀尾井町のホテルで政治資金パーティを開催。このコロナ禍で、1000人を超える人が出席した。産経新聞毎日新聞などが報じている。新型コロナウイルスの感染対策として、立食形式から着席形式に変更し、食事提供も記念撮影もなかったというが、前後左右の出席者との「ソーシャルディスタンス」は明らかに保てていない。

同日の東京都の感染者数は過去最多の286人。いまは政治資金を集めることよりも、国民の命と向き合うことに専念してほしいのだが、2021年秋までにある衆院解散・総選挙や党総裁選のことを最優先に考えているのだろう。いつまで経っても国民の望みと政府の行動・思考は一致しない。

コロナ禍でのパーティ、批判集めた過去アリ

すでに、政府の専門家会議が立食パーティーや飲み会を避けるよう呼びかけられ、イベント開催については「開催の必要性を改めて検討するよう要請する」と政府が発表した2月25日。西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術担当相の3閣僚が、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の政治資金パーティーに出席していたことが判明。当時国民からは「今やるべきは国民の生活・経済を守るが優先」「国民には飲み会を控えるよう訴え、経済に影響が出ている現状で政治資金パーティを実施する神経がわからない」など批判の声があがっていた。

今回の麻生氏の政治資金パーティについても「政治家は国民から反感を買いたいのかな?」「どう見ても三密」「この状況下で、政治資金パーティを開く神経が理解できない」など批判の声が殺到している。時事通信によると、自民党では今後も政治資金パーティが予定されており、細田派は8月23~24日に、竹下派と石破派はそれぞれ9月7~8日に予定されている。二階派関係者は「コロナ下でのパーティーの参考にしたい」と述べているという。

国民はさまざまな制限をされるなか、「密」な政治資金パーティはよしとされることに正直納得がいかない。イベントでのクラスターが発生してもなお対策を講じようとしない点も、パーティを開催するためなのではないかと疑ってしまう。今回の麻生氏のパーティにより、政府がどこを見て、何を守ろうとしているのかが見えてしまったように感じた。

Next: 国民の日常を知らぬ麻生氏に、怒りの声殺到

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