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菅政権誕生で株価暴落へ?“アベノミクス継承”も中身は完全な別物=今市太郎

今井氏退任で次なる政権は大きく変貌

この今井氏、安倍首相と近しい関係にあるため、菅官房長官とも仲のいい存在かと思いきや、実はとてつもない敵対関係にある様子。コロナ禍でも猛烈な「菅外し」を画策して、一時官房長官であるにも関わらず、菅氏にコロナの政策の情報がまったく届かないという事態まで引き起こしているのは政界では有名なようです。

時事通信の報道によれば、2月27日に安倍首相が電撃的に全国小中学校などに対する休校措置を要請したのは記憶に新しいところですが、今井氏は菅氏不在の内部会議でこの対応を発案し、菅氏には事後承諾で済ませたと言います。某有名ホテルのレストランでパンケーキを食べる時以外はニコリともしない常態的に憮然とした表情の菅官房長官の会見からは、そのようなことが起きていたのはまったく国民には掌握できませんでした。

今回、安倍政権の終了とともに今井氏が官邸を去ることで、経産省出身の役人が占拠してきた政権運営の構造も終焉となる見込みです。

経産省官僚政権の7年8か月はまったく評価できないひどいものでしたが、ここから先はさらに主導権を握る官僚が入れ替わり、今度はいよいよ財務省の役人が新たな政権にたかることになりそうな状況です。

次なる政権は、さらに劣悪な状況に陥ることが予想されます。

財務省主導政権なら、減税どころか「増税」必至の状況

現状ではまだ菅政権が決定したわけではありませんが、両院議員総会だけで採決することは傲慢な二階幹事長のおかげで決定してしまったようですから、極めてその可能性は高くなったと言えます。

こうなると経産省系の官僚は御用納め確実で、ここからは命からがら森友問題で安倍首相を守り大きな貸しをつくった財務省の役人がイニシアチブをとるのは本決まりのようです。

菅氏はこれまた決して仲のよろしくない麻生副総理からの支持も得ていますから、その背後にうごめく財務官僚の介入を阻止することなどできるはずもなく、見かけは安倍政権の踏襲に見えても、菅政権は財務省に牛耳られる体制になることは避けられそうにはありません。

日銀黒田総裁はもともと財務省の役人出身ですから、金融抑圧で金利を下げ株価を買い支えるという従来からの日銀の緩和措置は、この先も続けることになるのでしょう。

財務省自体は新型コロナで使った予算を増税で回収しようとしており、消費税はここからさらに上昇することが容易に想定されるところです。

コロナで景気が相当悪化しているのに、そそくさと増税にシフトすることなどが決まってしまった場合、国内経済はさらに悪化状況に陥るリスクは高そうです。

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