日経平均、2万4,000円を目指す？今週の株式ペンタゴンチャート分析＝川口一晃

ニューヨーク・ダウ　流れは変わったのか

先週のレポートでは、ABラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、右肩上がりのABラインに沿った展開が期待されたからだ。実際には、ABラインを大きく割り込み、ACラインに迫っている。
次の注目日は9月9日前後である。

A点水準：約2万7,000ドル
B点水準：約2万9,500ドル

今週のポイントは、流れが変ったのか、それとも下げ止まることが出来るのかということである。

＜あくまでも個人的見解＞
B点に注目したい。週明け早々にB点が位置する時間帯を通過する。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れがどちらの方向になるのかがポイントになるからだ。

＜トレンドのポイント（長期）＞
上昇トレンドの上昇局面である。

＜あくまで参考売買ポジション（短期）＞
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、2万8,000ドルを終値で割り込むことである。

＜現在のシナリオ＞
堅調な展開を維持する可能性はある。B点が位置する時間帯が変化日となり下げ止まる可能性はある。右肩上がりのACラインが下値支持線として控えている。そして、先週末のローソク足が下ヒゲの長い足になっているからだ。この場合、高値を更新していく可能性が出てくる。

＜第2シナリオ＞
上値の重たい展開に移行する可能性が出てきた。下値支持線として期待されたABラインを割り込んできている。B点が位置する時間帯に接近しながら陰線が出現してきたからだ。この場合、ACラインを割り込んでいくことが考えられる。

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