50代の方から「教育費で貯蓄が底をついた」との家計相談を受けました。まだまだ遅くはありません。お金持ちは必ずやっている、50代から見直したい3大費用について解説します。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
プロフィール:川畑明美(かわばた あけみ)
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
ファイナンシャルプランナー。2人の子どもと夫婦の4人暮らし。子育てをしながらフルタイムで働く傍ら、投資信託の積立投資で2,000万円の資産を構築。2013年にファイナンシャルプランナー資格を取得。雑誌を中心に執筆活動を行う一方、積立投資の選び方と積立設定までをマンツーマンで教える家計のコーチング・サービスを展開している。
家計のピンチに気が付いた時が見直し時
最近、家計のご相談をいただく50代の方から、こんな声が聞かれました。
「教育費で貯蓄が底をついてしまった。老後が心配です。もう遅いのでしょうか?」。
50代でも、まだまだ遅くありませんよ!気が付いた時から始めても、間に合います。
今回は、50代から見直したい「3つの費用」についてご紹介します。
50代から見直したい「3大費用」
<見直したい費用その1:住宅費>
まず最初に見直したいのは「住宅費」です。
賃貸の場合、お子さんが独立していたら、家賃の安い小ぶりな家へ引っ越ししましょう。引っ越しに費用はかかりますが、その後のランニングコストが下がります。
住宅ローンが残っている場合は、借り換えや繰り上げ返済をして、60歳までに返済できるように
期間を短縮することです。
繰り上げ返済や借り換えの資金がないのでしたら、毎月の返済額をアップして、期間を短縮してくださいね。まずは、マイナスの複利効果を止めることです。
年金生活で住宅ローンを返済するのは大変ですから、まずここから、手を付けてくださいね。
<見直したい費用その2:生命保険>
次に見直すのは、生命保険です。
50代でしたら、お子さんも成長しています。大学費用が確保できていれば、死亡保障を減額できます。
掛け捨ての場合は、減額もしくは解約しても良いでしょう。終身保険など貯蓄性のあるタイプは予定利率を確認して、2.75%以下でしたら、払い済み保険に変更してくださいね。
Next: 最後は日常で使うあの費用。富裕層は必ず見直して節約している
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