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コロナ感染数「寒いと激増」GS調査で判明、数だけ見て再自粛なら経済崩壊

ここから新型コロナの感染者数が爆発的に増える可能性がありますが、それは気温が低くなるためで「当たり前」のことです。新型とはいえ、コロナウイルスと同じ性質を持っています。数だけを見て対策を行うと、世界経済は危機に陥るでしょう。(『In Deep メルマガ』In Deep)

※本記事は新型コロナウイルスに関する内容が含まれます。新型コロナウイルス感染症については、厚生労働省などの公的機関が発表する情報をご確認ください。

※本記事はブログ『In Deep』2020年11月15日配信記事の一部抜粋です。有料メルマガ『In Deep メルマガ』では、ブログでは公開できない極秘ネタも配信中!ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:In Deep
本名:岡 靖洋。1963年生まれ、北海道出身。明治大学経営学部中退。23歳の時に表現集団「self23」の活動を開始。「人生の定年は30歳」という幼少時からの指標通りに、その年齢となった1993年より国内外で隠居行動を始める。人気ブログ『In Deep』を運営。

気温が低いとコロナウイルスは増える

普通に考えれば、新型コロナウイルスもコロナウイルスの「性質」を持っているわけで、その限りは、冬になればなるほど「確実に」感染事例は増えていきます。

もちろん変異などして、まったく元のコロナウイルスの性質を持っていないのであるならば、そういうことでもないのかもしれないですが、現状での感染者数の増加を見ていますと、おそらく、この推察には間違いないものがあると思われます。

先日、アメリカの金融系企業ゴールドマンサックスの国際投資調査部が、「通常のコロナウイルスについての気温と感染流行の関係」を詳細に調査し、コロナウイルスが「気温との間に著しい負の相関関係がある」ことを発表していました。
※参考:Goldman Pinpoints Temperature Below Which COVID-19 Outbreaks Start To Accelerate – Zero Hedge(2020年11月14日配信)

この「気温との負の相関関係」ということは、つまり、「気温が低くなるほど、流行は拡大する」という単純な結論が導かれます。

そして、ゴールドマンサックスのグラフを見ますと、「来年の1月・2月あたりにかけて予想以上に感染事例が増加する」可能性があることがわかります。

今回のゴールドマンサックスの調査結果のデータはいろいろとあり、難しいものも多いのですが、もっともわかりやすいのが以下のグラフです。アメリカCDC(疾病予防管理センター)のデータから作成したもので、2016年から2019年までの「通常のコロナウイルス」の流行の推移を示したものです。

気温の変化とコロナウイルスの感染者数の推移(出典:CCD, Goldman Sacks via ZeroHedge)

気温の変化とコロナウイルスの感染者数の推移(出典:CCD, Goldman Sacks via ZeroHedge

これを見ますと、「気温が7℃以下」になると、急激にコロナウイルスの感染者数が増えることがわかります。「2℃以下」の気温で、さらに急上昇するグラフを描きます。

そして、気温が22℃から27℃の暖かい時には、コロナウイルスの感染事例が極めて少なくなる。この気温は、日本の季節でいえば、5月頃から7月くらいまでとなりますでしょうか。

興味深いのは、気温が30℃を超えてくると「また増えてくる」というところです。

季節ごとの感染数グラフが示す「冬のピーク」

この傾向は季節ごとのグラフで、さらにはっきりとします。

通常のコロナウイルスの季節ごとの感染者数の推移(出典:CCD, Goldman Sacks via ZeroHedge)

通常のコロナウイルスの季節ごとの感染者数の推移(出典:CCD, Goldman Sacks via ZeroHedge

ラインがたくさんあるのは、コロナウイルスの種類と、あとは統計平均年などの区分けです。

どのラインにしても、株種によって流行のピークの度合いは多少異なるにしても、コロナウイルスというものは、「どんなものでも気温の低い時にピークを迎える」ということがわかります。

Next: 自粛の効果じゃない? ウイルスの活動に沿って増減する日本の感染数

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