クレディセゾン<8253>は26日、日本初のサブスク型(月定額制)クレジットカード「セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」を発表。その特徴とお得な新規入会キャンペーンについて徹底解説する。
※本記事は『クレジットカード比較サイト「クレジットカードを知る」- を知る通信』の提供記事です。
クレジットカードにも「サブスク」の波
“クレジットカードは年会費制が当たり前”
そんな常識を覆す、クレジットカードがクレディセゾン社より発表された。その名もセゾン・ローズ・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(通称:ローズゴールドアメックス)だ。
ローズゴールドアメックスは、日本カード業界初のサブスク型(月会費制)を導入している。月会費は980円(税込)で、カード利用料金と共に支払う形だ。
特典内容も通常のゴールドカードとは違い、空港ラウンジや旅行保険などのサービスが一切ない。「毎月500円分のスタバeGiftがもらえる」「継続利用で限定品プレゼントがもらえる」など、日常生活での実用性を重視した特典が多くついてくる。
メインターゲットは20~40代の女性を想定
ローズゴールドアメックスの特典内容を見ると、メインターゲットは20~40代の女性を想定しているのではないか。
例えば、「会員限定のマネースクール開催」や「COKORIAやyoggyairなどで使える優待サービス」の特典は、女性に人気のサービス優待ばかりだ。
また、ローズゴールドアメックスのコンセプト「私が本当に持ちたいカード」やYouTubeで公開されているイメージCMを見ても、メインターゲットを女性に絞っていることがわかる。
クレジットカードのCMは、申し込みをして欲しいターゲット層に近い人物を起用する傾向がある。10月に発行された三井住友プラチナプリファードカードも、ターゲット層である20代後半から30代のミドルマネージャー層のイメージに近い俳優の小栗旬さんを起用していた。
ローズゴールドアメックスの場合には、「CMに女性が採用されている」や「特典内容」を見ると自分のために使える時間・お金があり、美容・趣味に興味がある女性層に利用して欲しいというカード会社側の意図が読み取れる。
券面デザインは米国で発行されたものを踏襲
実は、このカードが発行される前の2018年10月、期間限定でROSE GOLDカラーのアメックスカードが米国のアメックス本社より発行されていた。
今回のローズゴールドアメックスは、この時に発行されていた券面デザインが元になっている。券面デザインはピンクを基調としながらも、高級感ある落ち着いた雰囲気は女性だけではなく、男性からも人気を博すのではないだろうか。
実際に、ローズゴールドアメックスの申込資格は「高校生を除く電話連絡可能な18歳以上の方」となっている。券面デザインだけを見ると女性専用のカードのように見えるが、申込資格を見ると男性でも発行可能となっていることがわかる。
米国で発行していた際も、男性からも申し込みが一定あったことから、このような申込資格になったのだと考えられるだろう。