10日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。中国の米国債売りへの思惑や景気減速懸念から、ドル売りに振れやすい。ただ、総選挙での自民党圧勝で財政悪化懸念により、根強い円売りがドルを下支えしそうだ。
週末の衆院選での自民党圧勝を受け9日は円売り先行も、財務当局者の発言が円安けん制と受け止められ、流れは反転。また、中国当局が国内金融機関に米国債保有の抑制を促していると報じられ、米国債需給への不安からドル売りが加速した。そうした流れを受け、ユーロ・ドルは1.1920ドル台に浮上、ドル・円は155円50銭付近に値を下げた。本日アジア市場で日本の財政悪化懸念で円売りが根強く、主要通貨は対円で下げ渋った。
この後の海外市場は、中国の米国債保有抑制を巡る思惑が引き続きドルの重しとなりそうだ。今晩発表される米小売売上高が前回から弱含めば、米景気減速への警戒感が強まり、ドルには戻り売りが出やすい。一方、衆院選での自民党圧勝を背景に、積極財政をにらんだ円売り観測も根強く、下値では押し目買いも入りやすいだろう。ただ、今週後半に米消費者物価指数(CPI)や雇用統計を控えていることから、全般的に様子見ムードが広がりやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・22:30 米・10-12月期雇用コスト指数(予想:前期比+0.8%、前期:+0.8%)
・22:30 米・12月輸入物価指数(予想:前年比+0.1%、11月:+0.1%)
・22:30 米・12月小売売上高(予想:前月比+0.4%、11月:+0.6%)
・24:00 米・11月企業在庫(予想:前月比+0.2%、10月:+0.3%)
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