日経平均はこのまま反発上昇が続くのか―正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新分析をお届けします。(『☆ペンタゴンチャート分析<株式編>』)
ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている
「売りポジション」に転換か。NYダウ、ナスダックの見通しも
日経平均株価 このまま反発上昇が続くのか
先週のレポートでは、C点に注目した。C点が位置する時間帯が変化日となるが流れが
変わるのか否かがポイントになったからだ。C点が位置する時間帯以降も上昇が続いたのであれば、下げ止まりから堅調な展開に移行することが考えられたからだ。実際には、C点が位置する時間帯を通過した後も上昇が続いている。次の注目日は11月22日前後である。
A点水準:約22,900円
B点水準:約22,250円
C点水準:約21,250円
今週のポイントはこのまま反発上昇が続くのかということである。
<あくまでも個人的見解>
CDラインに注目したい。
右肩上がりのCDラインに沿って推移することが出来ている限り、堅調な展開が続くことに
なるからだ。逆に、CDラインを割り込むと再び下値を試す動きになっていこう。
<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。
<あくまで参考売買ポジション(短期)>(利益を保証するものではなく取扱いに注意)
現在は買いポジション。売りポジションへの変更は、21,750円を終値で割り込むことである。
<現在のシナリオ>
底堅い動きになっている。C点が位置する時間帯を通過した後も上昇が続いている。また、下値支持線CDラインが控えており、その上方を推移しているからだ。この場合、BDラインを超えてADライン水準を試す動きになっていこう。
<第2シナリオ>
再び上値の重たい展開になる可能性も残っている。上値抵抗線BDラインが存在している。しかもそのBDラインに到達した際に上ヒゲの長いローソク足を示現した後に下落に転じているからである。この場合はC点水準に引き寄せられる可能性が出てくる。