さまざまな業種に多いであろう、ある“問題”が注目を浴びている。
話題となっているのは、フリーランスとして働く業務系システムエンジニアのかなめ@SE(@kaname150225)さんのツイートだ。
発注会社が100万円出しているが、末端の作業者には30万円しかいかないことによって起きる問題についてこう語っている。
発注会社が100万円出しているのに、末端の作業者が30万円しかもらっておらず、お互いに「100万円分の仕事してね」「30万円分の仕事するわ」と意識に差がある問題。
どこかに70万円抜かれているので、抜いてるところが70万円分の仕事を提供すれば、なんの問題もないよね☆ミ— かなめ@SE (@kaname150225) 2017年9月22日
たしかに発注者は100万円渡しているので、その金額相応のものが出来上がると考えるだろう。
しかし実際には作業者には30万円しか渡されていないので、その金額相応の働きになってしまう。
その意識の“差”が問題だというのだ。
しかし、70万円抜いているところがその金額分の仕事を提供すればいいと問題ない、とかなめ@SEさんは言う。
具体的にその70万円分の仕事というのは…
私の考える70万円分の仕事①
・必用な期間、人数、能力がある人を集められる
・様々な作業者のマネージメント(スケジュール管理や適材適所の配置)
・発注者と作業者の意見調整
・仕事を成功に導くという意識— かなめ@SE (@kaname150225) 2017年9月22日
私の考える70万円分の仕事②
・作業者を潰さないとい意識
・作業者が何らかの理由で仕事を終わらせることができないときにリカバリーなり補償なりする— かなめ@SE (@kaname150225) 2017年9月22日
要するに“作業を完遂させるための責任を負う”、ということだろう。
これを見た人からは「まさにこれ」という声が多く、以下のさまざまなコメントが寄せられた。
僕がフリーでファミ通の攻略本を丸受けした時、担当編集が「あれもやれ」「これもやれ」と余りに指示してくるので「30万しか貰ってないのに、そこまで要求するのか?」と文句を言ったら「うちは100万払ってる」とのこと。紹介してくれた、元ザ・プレの編集者が70万も抜いてたんですよ… https://t.co/YO8G9EYxh1
— MW岩井 (@mwiwai) 2017年9月24日
派遣もそうなんだよね
だから会社は雇った派遣に派遣会社から時給いくら貰ってるか聞いてから仕事への期待したほうがいいw https://t.co/FdMCbbAjHo— リュウグウノツカイ💕 (@dorodayo) 2017年9月25日
「こっちは15000円払ってんだぞ」
「いやうちら8000円しか貰ってないっすよ」
むかーし、登録会社経由で土方バイトやってたときにもろに現場のおっちゃんに言われたなあ・・・ https://t.co/HHqKTtICI1— パクノフ伍長 (@mustang51b) 2017年9月22日
学校給食の外部委託の問題もコレですよね。給食の材料費も人件費も中間業者に削られる訳ですから、自治体が支払った金額相応の給食が提供されるはずがない。https://t.co/IQKmxZPMMx
— 鉄馬の貧乏子育てbot (@harupiyo1582) 2017年9月23日
中抜き禁止法案出したらその政党に投票する https://t.co/JuX37GPc7u
— SIG (@SigMzh) 2017年9月24日
自分で営業して、受注して、作業すれば100万円もらえる。でも、発注する側としては、100万円の仕事を担保できない個人には発注しない。発注する側に立てば、間に仕事を担保してくれる者が必要だ。ビジネスと賃金は別物。販管費とか利益とかの考えが必要だ
— 土屋 敬一 (@ktsuchiya) 2017年9月24日
末端の作業場(作業員)が直接受注出来るようになれば良いですけどね。
— うさぎょ (@usagyo) 2017年9月23日
たしかに作業者が“直接受注”できることが理想だ。
だがそうはいかない場合があるので、発注者は仲介している業者がいくら中抜きしているのかを確認してみるといいだろう。
とにかく、あらゆるところに目をやり、双方にとって気持ちの良い取引ができるようになることを願う。
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
記事提供:ViRATES
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