野菜の異常な値上がりが「日本復活のシグナル」かもしれないワケ=児島康孝

野菜が高騰しています。このことは一見、台所を直撃する「良くないニュース」に見えます。しかし実は、日本のデフレが終わろうとしているというサインです。(『ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!』児島康孝)

野菜高騰はグッドニュース! 遅れてやってくる賃金上昇に期待大

レタス・キャベツなど野菜が高騰

東京のスーパーマーケットでは、このところ、レタス1玉600円前後。サニーレタス1袋500円前後。キャベツ1玉400円前後。ほうれん草も1束400円前後で、白菜は4分の1でも200円。これは、成城石井のようなスーパーではなく、日本で言う「普通のスーパー」での話です。

価格の背景には、秋の長雨などの天候要因が指摘されています。いわゆる「野菜工場」でつくる「水耕栽培タイプ」の野菜は、1袋200円前後で安定しています。

実は「デフレ脱却」のサイン!

このメルマガでは、中期的には「2018年の景気下降」をお伝えする一方で、長期サイクルでは「日本の景気上昇・デフレ脱却」を予想しています。

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ですから、最近の野菜高騰は、実は「デフレが終わろうとしているサイン」です。

過去を思い出してみて下さい。マクドナルドの100円マックや、航空運賃の格安が話題となった時期を。1997年とか、1998年ごろの話ですね。あの頃は、賃金が下降するのはまだ先なので、「安くて便利になった」「価格破壊」だと、歓迎されていました。しかし、それから日本は、底なしのデフレ・経済低迷の時期に入りました。

今回の野菜の高騰は、天候要因などのいろいろはあるにしても、1997年とか1998年とは逆に、これは「デフレ脱却のサイン」なのです。

台所には厳しいが、いずれ賃金も上昇

今回の野菜高騰は、まだまだデフレ色が強い日本で、台所を直撃します。生活に厳しいニュースですね。

しかし、こうしたプライス(価格)が現れるということは、そのこと自体が、将来のデフレ脱却のサインです。

賃金の変化は、遅れてやってきます。かつて、100円マックが出てきたときに、まだ賃金の下落は遅れていました。当時の私はTVメディアで仕事をしていて、価格破壊とデフレの先行きについて、ニュース企画を放送しました。いずれデフレが賃金や仕事に波及し、とんでもないことになるという、内容でした。

しかし、当時の管理職には非常に受けが悪く、こっぴどく「お叱り」を受けましたね(汗)。「そんなわけないだろ」という話なのですが、これぐらい、普通の感覚では非常に見えにくく、わかりにくい現象であるのです。

デフレはわかりにくく、賃金は遅れて動くので、当時はデフレのマイナス面があまり認識されていなかったということです。

Next: いよいよデフレ終息か? 野菜高騰が示唆する「明るい日本」

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