ビットコインへの投資が「まともな投資」とは到底言えない最大の理由=今市太郎

あなたは、ビットコインの97%がたった4%のアドレスに保有されていることの意味に気づいているでしょうか?これほど寡占的でいかがわしい相場は他に存在しません。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎)

※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2018年1月15日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

なぜ大きなボラティリティが発生? 少数が操る仮想通貨の危うさ

ビットコインは超寡占市場

1月11日、クレディスイスのアナリストが顧客向けに送ったレポートに衝撃的な内容が記載されていました。ビットコイン全数の97%はたった4%のアドレスにより保有されているというのです。

昨年ゼロヘッジにも1000名ほどのアカウントが全体の半分のビットコインを押さえているという情報がでましたが、今回はこれをはるかに上回る寡占的な状況であることがわかります。

もちろん真偽のほどを疑う必要はありますが、いずれにしても黎明期から特定のアカウントによって大量保有されて今日に至っていることは、どうやら明白な状況です。

これでは決済通貨として実需のボリュームが出ると言っても、大半は大量保有者によって占領されているのが実情で、こうした状況のなかでなぜ大きなボラティリティが毎日のように登場するのかが、かなり不思議に思われるわけです。

土日の異常な上げ下げは、寡占者による予定調和の利益確保なのか?

年末CMEがビットコイン先物を上場してからまともな取引所で先物を売買できるようになったことから、結構それなりの売りがでることとなり、ビットコインは上げ一辺倒ではなくなりつつある印象があります。

しかし顧客に一定以上の安定した利益をコミットすべきヘッジファンドは、分散投資の一部としてビットコインを選択するとしても、それだけに賭けて積極的な売買のボリュームを増やしてくるとは到底思えません。足元で土日になると結構大きく下落し、週明け回復するような不思議な相場には、まったく納得がいかないものがあります。

仕手戦のように投機家同士が、売り方と買い方に分かれ争うならば、まだ納得のいく世界です。しかし、もしこれがマジョリティの軍団によって最初から予定調和で何かをきっかけに下げを示現させ、下げたところでまた買戻して買い上げるというある意味のやらせ的売買で売り、買いの利益分配をしているとすれば、妙に大きなボラティリティが四六時中でるのも非常に納得のいくものといえます。

国内では、ビットコイン市場に参入した個人投資家が100万人などともいわれています。このような相場の仕組みでは、たまたま寡占者が上げようと画策しているときにビットコインをもっていれば漁夫の利のように利益のおこぼれを頂戴することができますが、運悪く下げの画策時期にひっかかれば大損して撤退を余儀なくされるだけの、実に如何わしい相場にわざわざ自分から身を置くことになります。およそまともな投資とは思えない状況です。

Next: ほかの仮想通貨はもっと寡占が進んでいる可能性も

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