2022年北京五輪「ボイコット」を日本に強要か
また直近では、米国は西側同盟国に対し、2022年に中国で行われる冬季オリンピックへの不参加・ボイコットを強く強要してくることになるのはもはや間違いない状況。
いちばん乗りで訪米してみたら、いちばん乗りでボイコットを口にせざるをえなくなるという、とんでもない事態に追い込まれることもありえそうです。
菅首相の狙いとしては、東京五輪へのバイデン大統領の参加を強く招聘するという情報も流れています。
しかし、日本側にだけ都合のいい約束を取り付けてくるのは不可能でしょう。
ややもすれば、中国の東京五輪ボイコットが先にきまりそうな、そうとうクリティカルな問題に自ら足を突っ込むことになってしまいそうです。
影で自民党を仕切る二階幹事長は無類の親中信者ですから、バイデンに言われるままに踏み絵を踏みまくって帰国すれば、「二階・菅」の関係が大崩壊する危険性もあります。
とにかくスリルいっぱいの訪米となるのは間違いないのではないでしょうか。
ミャンマー問題もかなり深刻
西側諸国は足並みを揃えてミャンマーの民主化問題について連携し、強い姿勢を打ち出しはじめています。
この問題についても日本の態度は極めてあいまいで、訪米と対バイデン会談ではなんらかの明確な姿勢を求められるのは間違いない状況です。
菅首相も国外においては、「お答えは差し控える」とか「あたらない」とかいったわけのわからない返答ですり抜けることはできません。
このミャンマー問題も背後には中国が控えており、やり方を間違えれば、ここでも中国との関係を損なうことになりかねず深刻です。
首相の周辺は総務官僚と警察官僚しかいないわけですから、厳しい対米交渉環境をすんなり乗り切れる案があるとは到底思えません。
かろうじてその場で即答を避けられたとしても、とてつもないリスク満載の葛籠(つづら)をプレゼントされて持ち帰ることになりそうです。