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北海道を狙うプーチンのアジア侵攻計画。バイデンは米ロ会談でひっそり容認か=高島康司

ロシアの動き

米ロ関係「悪化」の経緯を順に追っていこう。

<2016年6月16日~17日>

ロシアのサンクトペテルブルグで開催された「国際経済フォーラム」で、プーチン大統領は、数カ国の報道機関の代表の前で、「欧米の挑発行為が第3次世界大戦の引き金を引くことにもなりかねない」と発言した。

<9月29日>

ロシア緊急事態省(EMERCOM)は「全モスクワ市民を地下シェルターに避難させる準備が整った」と声明。

<9月30日>

「ロシアは、アメリカが核兵器使用の準備が済んでいることと認識し、その対応に備えている」とロシア政府系メディアの「ロシア・ツデー」と「プラウダ」が報じる。

アメリカの動き

<2016年8月31日>

オバマ政権は、ホワイトハウスの公式サイトで「国家準備月間2016」を宣言。国家の非常事態に対処する必要があるとし、国民に準備を要請。

<9月23日>

米上院は、シリアにおける飛行禁止区域設定の可能性を検討した。ヒラリーもこれを強く押している。上院は参考人としてジョセフ・ダンフォース統合参謀総長を招聘し、意見を聴取した。しかし、ダンフォースは賛同しなかった。

<10月4日>

米陸軍の非営利団体「合衆国陸軍協会」でマーク・ミリー米陸軍参謀長は、次のようにロシアを挑発した。

「アメリカに反するものたちにはっきりと警告する。アメリカに被害を与えようとするものに、はっきりと警告する。アメリカやその同盟国の生き方を破壊するものたちに、はっきりと警告する。アメリカは多くのチャレンジを受けているが、アメリカ軍はこれまでにないほど、おまえたちを徹底的に攻撃し、打ち砕く!」

米国もロシアも最悪の事態を想定していた

これを見ると明らかだが、ロシアもアメリカも戦争という最悪の事態を想定して動いていた。

これは当時のオバマ政権のアメリカが、ウクライナを併合し、シリアを軍事支援しているロシアに苛立ち、なんとしてでもロシアの動きを阻止する構えであったことが背景にある。

アメリカはロシアの拡張主義的な動きには、断固たる姿勢で望む方針だった。

しかし、バイデン政権のいまのアメリカには、そのような断固たる姿勢はまったく見られない。いまロシアは、イランなどと組んで中東の地政学的な配置を大きく転換させつつあるが、これにバイデン政権はなんら具体的な反応はしていない。

Next: ロシアとイランの中東勢力拡大を防ぐために選ばれたトランプ元大統領

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