韓国のコロナ感染拡大が止まらない。感染率は日本の73倍との報道もある。このことに対して、なんと韓国側は「日本の検査キットではデルタ株を発見できていない」と主張した。つまり、本当は感染者がいるのに、見過ごしているとの指摘である。わけがわからない。(『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』)
※本記事は有料メルマガ『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2021年11月28日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
韓国でコロナ患者急増、1日あたり約4,000人へ
まず、2021年の11月22日~11月30日までの韓国内での感染状況についてまとめておく。
日付 感染者 重症者 死者
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22日 2,827 515 24
23日 2,698 549 30
24日 4,115 586 34
25日 3,937 612 39
26日 3,899 617 39
27日 4,067 634 52
28日 3,925 647 56
29日 3,309 629 32
30日 3,032 661 44※出典:韓国疾病予防管理庁
24日に4,115人を超えてから、4,000人あたりを推移。ここ数日は3,000人台前半に落ち着いた。この時点で数字操作が疑われるが、重症者は612人から661人と増えている。
さらに、死者は27日で52人と増えて、28日は56人まで増加。新規感染者と死者にはタイムラグが20日ほど存在するので、死者の3桁台もわりとあり得る状況だ。
このような状況なのだが、韓国政府は「ウィズコロナ」を止めない。
また、首都圏の病床稼働率は83.5%と最新ニュースにあるが、死者が急に増えている時点で医療崩壊している。病床に空きがないのは明白である。
韓国の感染率「日本の73倍」
韓国メディアは23日、韓国での新規感染者が4,115人となった日に、同日の日本の感染者数113人と比較して「日本の73倍だ」と騒いでいる。
ワクチン接種率は韓国が79%、日本が77%なのに、感染者数には36倍もの差があるとか。
もっとも、韓国のワクチン接種率についてはいろいろとおかしな点がある。例えば、10月1日の韓国のワクチン接種率は52%だった。それがウィズコロナを始める直前では76%にまで上昇したのだ。
つまり、韓国は1ヶ月で24%、国民のほぼ4分の1を接種させた計算となる。1日平均40万人だ。こんなのあり得ないだろう。仮にこれが事実ならば相当、雑な接種をしていると思われる。