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日本株は安すぎる。バリュー投資家がひっそりと仕込む「激安」3銘柄とは=栫井駿介

日本株は「人の行く裏に道あり花の山」の格言に習おう

では日本株はというと、少しでも下がったら買いたいという対象には残念ながらなっていません。

日本の経済成長があまり見込めないことと、アメリカで株価を引っ張っているGAFAのようなハイテク企業が日本で目立ったものが無いからです。

しかし、ある程度、長期間で見れば、大きなリターンを上げられるのは、実はみんなが注目している割高になってしまったところではなくて、誰にも注目されないような、ボロボロになるぐらい株価が下落したところから、大化け株というのは生まれるわけです。これも確かな真実です。

リスクプレミアムという考えがあり、多くの人が毛嫌いするようなものほど当然、株価が下がりますから、その企業の実態との差がどんどん大きくなっていくのです。

投資の格言にもある通り『人の行く裏に道あり花の山』なのです。

日経平均の騰落レシオはコロナショック以来の数字

では、日本株について改めて見てみましょう。

これが日経平均の騰落レシオというもので、上昇した銘柄数と下落した銘柄数の割合を示したものです。

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これは移動平均でとったものなのですが、100の時がトントンということになります。

今この騰落レシオがどんどん下がってきていて、このチャートで言いますと薄い青から少し濃い青に入りつつあるというところです。

感覚的なものではありますが、この騰落レシオが70を割り込んでくると、かなり割安な水準に入りつつあると言っていいのではないかと思います。

11月25日には69というところまで入ってきていて、過去2年で70をを割り込んだのはコロナショックの2020年3月の時だけなのです。

ちなみにこのときは過去に例を見ないような50という数字まで落ち込み、当時は絶望的な感覚すらありました。

しかし、今考えるとそんな時に買ってこそ、投資は報われるということは間違いありません。

さて、日経平均のどれほどの銘柄が安値をつけているのかというと、11月30日には東証一部のうち25%もの銘柄が年初来安値をつけました。

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日本株を持っている人にとっては苦しい状況ですが、先ほども言ったように、こういう時こそ買わなければなりません。

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