<金利>
前回から、特に新しい材料があったわけではないですね。ただ、引き続き金利の上昇が意識されています。5月から9月までで、毎回0.5%の利上げを予想する向きもあります。債券も5年~30年債でほぼ横並びの金利水準が続いています。
ちなみに、FF金利は年末2.8,来年2月には2.98が意識されています。
金利高そのものは悪いことではないですね。FRBのリセッション対策の1つとなっています。マーケットをうまくコントロールするために必要な流れですね。
<世界情勢>
特に大きなトピックは2つです。
1つはロシアウクライナ情勢です。まだまだ終わりが見えませんね。物価高、資源高など、私たちの生活にも影響が顕著になってきました。資源高由来の本邦貿易赤字は円安要因になっています。
もう1つは中国ロックダウンですね。上海に続き北京でも?という声が聞こえる向きもありました。上海のロックダウンは、業種によっては多大な影響を受けています。
どちらも、長引けば長引くほど経済にとってはマイナスですね。
海外アセットを持つことがこれからを生きる日本人の常識となる
海外アセットを持つことが常識となったように思えます。たまたま私は2010年にそれに気づくことができました。そして、コツコツとドル資産を築いてきました。当時は、米国株投資に取り組んでいる人はほとんどいませんでした。
しかし、世界では米国株投資は普通のことでした。もちろん、今もそうですね。逆に、これまでの日本国内限定の投資活動がマイナーだったのです。
個人に限らず、GPIFなどの機関投資家もその傾向は一緒でした。GPIFは良いタイミングで、世界分散投資に舵を切りましたね。それでも、まだまだ国内の比率は高いと言わざるを得ません。ホームカントリーバイアスは拭いきれていませんね。
これは、一機関を責めるものではありません。むしろ、世間も多くの間違いをするものといえます。そのようなときに、自分の常識を疑うことが大事です。
一度形成された”当たり前”を打ち崩すのは容易ではありません。しかし、客観的な事実をもとに自分で考え、判断し、行動する――このようなプロセスを常に反復し続けていく意識が大切ですね。
情報が過多といえるぐらいあふれる時代になりました。だからこそ、情報との付き合い方が明暗を分けるのですね。個人の信じる道と世間や世界のマジョリティにも歪みは常にあります。日々、より良い道へ軌道修正しながら、歩んでいきたいですね。
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- ドル円のレンジは切りあがった(5/2)
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『たぱぞう投資大学メルマガ』(2022年5月2日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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たぱぞうです。どのようにすればリスクとリターンのバランスを取りつつ資産形成ができるのかは大きな命題です。このメルマガでは、同じ投資家の中でも特に自分が取り組んでいる資産運用の話や、読者からの質問にお答えして、投資のヒントになる情報を積極的に発信します。ブログやYouTubeとは違うやや突っ込んだ内容や、逆に軽めのお話を綴ります。