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GMOペパボ、1Qはホスティング・金融支援事業が順調 2Q以降は「SUZURI」のPRを強化し流通額拡大に注力

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2022年5月9日に行われた、GMOペパボ株式会社2022年12月期第1四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

2022年12月期第1四半期決算説明会

佐藤健太郎氏:社長の佐藤でございます。本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございます。GMOペパボ2022年12月期第1四半期の決算説明会を開始します。

2022年12月期第1四半期は前年同期比で増収減益となりました。ホスティング事業と金融支援事業は順調なスタートを切ることができました。第2四半期以降は、EC関連サービスの「SUZURI」においてテレビCMなどのプロモーション強化を予定しており、サイト来訪者の獲得による流通額の拡大を目指します。

AGENDA

今回のアジェンダです。ご説明は割愛しますが、資料後半に会社概要などの参考資料も掲載していますので、お時間のある際にご確認いただければ幸いです。

決算概要(1Q実績)

2022年12月期第1四半期の決算概況です。第1四半期の連結業績はご覧のとおりです。当社は、今期より新収益認識基準を適用しています。適用前後では、特に売上へのインパクトが大きいため、前期の数字を今期と同じ新収益の基準に置き換えてご説明します。なお、新収益適用後の前期数値は未監査となります。

新収益認識基準適用前の数値は、スライドの一番左に記載のとおりです。2022年12月期第1四半期の実績ですが、売上高は前年同期比103.6パーセントの25億3,500万円、営業利益は前年同期比98.0パーセントの2億2,500万円となりました。

経常利益については、投資事業組合運用益などの営業外収益が増加したため、前年同期比で103.9パーセントとなりました。また、純利益は前期に発生した事業譲渡益がなくなったことから、前年同期比94.1パーセントとなりました。

四半期売上高推移 (収益認識基準等の適用前での比較)

四半期ごとの売上高推移は、長期間のトレンドがご理解いただきやすいように、2022年第1四半期を適用前の数字に置き換えています。

第1四半期の売上高は29.6億円となり、前期の第4四半期に比べて増加しました。

四半期営業利益推移

四半期の営業利益推移は、新収益認識基準適用後の影響が軽微なため、2022年12月期第1四半期から適用後の数値で表記しています。

営業利益は前期の第4四半期に比べて増加しました。

営業利益増減分析

営業利益の増減分析です。前期の第1四半期に比べ、プロモーション費用が3,000万円ほど増加しました。主に「minne」で流通拡大を目指すためのプロモーション費用が増加しています。また、ECサービスの需要拡大に伴い、主に「カラーミーショップ」のインフラを強化したことからコストが増加しました。

セグメント別業績(2022年12月期 1Q)

ホスティング事業は、上位プランの契約比率増加や前期に行った価格改定の効果により、事業全体が堅調に推移しています。EC支援事業は、主に「SUZURI」の流通額が想定を下回っているほか、「カラーミーショップ」のトラフィック増に対応した体制強化により、費用が増加しました。

ハンドメイド事業については、四半期流通額が過去最高を更新したものの、プロモーションなどの費用が増加しました。金融支援事業については、請求書買取額が増加し、営業利益も前期に比べて大幅に改善しています。

ホスティング事業

ここからは各セグメントごとにご説明します。なお、セグメントごとの前年同期比に関しては、引き続き前期の数値を新収益認識基準に置き換えて比較しています。

まず、ホスティング事業です。売上高は前年同期比107.2パーセントの12億4,700万円、営業利益は前年同期比122.9パーセントの4億1,300万円となりました。

ホスティング事業(ロリポップ!)

レンタルサーバーサービスの「ロリポップ!」です。「ロリポップ!」は、売上高5億5,100万円、営業利益3億800万円となりました。「ムームードメイン」との連携強化やアフィリエイト経由での新規契約獲得により、契約件数が増加しました。また、上位プランの比率上昇や前期に実施した価格改定の効果により、顧客単価は増加傾向が続いています。

ホスティング事業(ムームードメイン)

ドメイン取得代行サービスの「ムームードメイン」です。「ムームードメイン」は売上高5億4,400万円、営業利益7,100万円となりました。契約数は減少が続いているものの、ドメインの更新率が高水準を維持できていることから顧客単価は増加しました。

EC支援事業

EC支援事業です。売上高は前年同期比96.1パーセントの7億3,500万円、営業利益は前年同期比79.7パーセントの2億1,300万円となりました。

EC支援事業(カラーミーショップ)

ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」です。売上高は4億4,200万円、営業利益は1億7,600万円となりました。売上については、前期に計上したIT導入補助金を活用した売上額が減少しました。営業利益については、店舗の流通需要拡大に対応するため、体制強化やインフラ強化を進めたことから費用が増加しました。

「カラーミーショップ」全体の契約件数は、フリープランの導入により増加した一方、フリープランの新規申込みが増えたことで、月額有料プランの契約件数が減少しています。

顧客単価については、これまでフリープランを含んだ単価で記載していましたが、月額プランのみの単価に修正しました。月額プランの店舗流通が拡大していることから、単価は増加傾向にあります。

EC支援事業(SUZURI)①

オリジナルグッズ作成・販売サービスの「SUZURI」です。「SUZURI」の売上高は2億1,200万円、営業利益は600万円となりました。売上は前年同期比で横ばいとなりましたが、事業拡大に向けた体制強化により費用が増加し、営業利益は前年同期比42.5パーセントとなりました。

流通額は前期を下回る結果となりましたが、こちらに関しては後ほどご説明します。

ハンドメイド事業(minne)①

ハンドメイド事業の「minne」です。「minne」の売上高は前年同期比104.7パーセントの4億6,000万円、営業利益は前年同期比57.3パーセントの4,900万円となりました。入園・入学シーズンの施策などを実施したことにより売上が増加した一方、プロモーションなどの営業費用も増加しました。

minne 作家数・作品数・アプリDL数

「minne」のKPIです。作家・ブランド数は82万人、作品数は1,484万点、アプリダウンロード数は1,351万ダウンロードとなりました。

minne 流通額・注文単価・注文件数

第1四半期の流通額は、四半期で過去最高の41.9億円となりました。先ほどお伝えした入園・入学シーズンの販促企画やSNSを中心とした流入強化を行い、作家やユーザーを増やす施策を強化したことから流通額が増加しました。

金融支援事業

金融支援事業です。売上高は前年同期比204.2パーセントの9,000万円、営業利益はマイナス400万円となり、前年同期に比べて4,100万円の利益改善となりました。

FREENANCE KPI推移

「FREENANCE」のKPIです。企業との連携強化のほか、会員登録不要で利便性と即時性が高い「GMOフリーランスファクタリング」の取り扱いを開始したことから、利用者数が増加しています。

FREENANCE 請求書買取額推移

利用者数の増加に伴い請求書買取額も増加しており、2022年第1四半期の買取額は12.1億円となりました。

セグメントごとの説明は以上となります。

2022年12月期の主な施策(ホスティング事業)

次に、2022年12月期第1四半期の業績進捗と今後の施策をご説明します。

まず、ホスティング事業です。第1四半期は上位プラン比率の上昇と前期に実施した価格改定の効果により、業績は堅調に推移しました。

今後はブログや副業をされるユーザーの収益化をサポートするほか、多くのユーザーに当社の「ロリポップ!」をご利用いただくため、4月18日に「ブログ収益化・副業スタートパック」の提供を開始しました。第2四半期以降も、キャンペーンやドメイン連携を通じて契約件数増加を図ります。

2022年12月期の主な施策(EC関連サービス)

続いて、EC関連サービスです。まず、EC支援事業の「カラーミーショップ」は昨年のフリープラン導入に伴い、全体の契約件数が増加しています。フリープランのお客さまが育つには2年から3年程度かかるため、現状はそこまでの収益貢献はありませんが、想定の範囲内と考えています。

また、各店舗のトラフィック増加に対応するため、インフラ強化を行い、コストが増加していますが、インフラ整備がある程度整ったこともあり、4月からは月額プランの価格改定を実施しました。今後は価格改定の効果をみつつ、食品カテゴリーの強化を継続することで収益拡大を目指していきたいと考えています。

「SUZURI」は、サイトへの来訪者数が減少しており、流通額も前年を下回っています。今後はSNSやインフルエンサーを活用したマーケティング活動やプロモーション強化に取り組むことで来訪者数の増加を図っていきます。

ハンドメイド事業の「minne」は、四半期流通額が過去最高を更新していますので、引き続き作家誘致と購入者の増加を図り、流通額の拡大を進めます。

EC関連サービスの流通額の推移

「カラーミーショップ」「SUZURI」「minne」の3サービスの合計流通額は、前年同期比で横ばいとなっていますが、販売者数は増加傾向です。

EC支援事業(SUZURI)②

先ほどお伝えしましたが、「SUZURI」では競合企業が増加しているほか、SNS経由でのサイト流入が減少しており、サイト来訪者や流通額の減少につながっています。

今後は、クリエイターによるSNS経由での情報発信の強化や当社の他サービスからの流入を促すなど、サイト来訪者数の増加を目指します。また「SUZURI」は、現状想定を下回っているサイトへの来訪者を増やすため、Tシャツセールに合わせてテレビCMなどの施策も予定しています。

ハンドメイド事業(minne)②

「minne」の流通額は、巣ごもり需要の影響を受けた2020年第2四半期の41.3億円を上回り、四半期流通額では過去最高の41.9億円となりました。

ハンドメイド事業(minne)③

第2四半期以降も継続的に新規の作家やユーザーを獲得するため、「アンティーク・ヴィンテージ」などの新領域の継続的な強化や、年齢を問わずファンの多い「シルバニアファミリー」をテーマにしたコンテストの開催など、流通拡大に向けた施策を実施します。

金融支援事業(FREENANCE)

金融支援事業の「FREENANCE」は、3者間ファクタリングの取引が急成長しています。3者間ファクタリングの請求書買取額は前年同期比で406.8パーセントと大幅に増加しており、主に配送業や運送業に従事されているユーザーの利用が拡大しています。

今後は、運送業界だけでなく、別の業界への横展開も進め、API連携を行う企業を増やすことで収益拡大につなげていきたいと考えています。

セグメント別 通期の業績進捗

通期業績予想に対する各セグメント別の進捗はご覧のとおりです。金融支援事業の進捗率は16.4パーセントですが、概ね想定どおりです。請求書買取額も順調に増加していることから、引き続き収益拡大を図ります。

ペパボ3推進室の新設

ここからは全社的な取り組みについてご説明します。2022年3月7日に「ペパボ3推進室」を新設しました。ペパボ3推進室では、Web3に関する技術や知見を獲得するとともに、ブロックチェーン技術を活用した新たな経済圏の獲得を目指します。各サービスとの連携を促進する部署として、今後NFT作品やコンテンツを出品したい方向けのサポートを行っていきます。

Web3市場の拡大

Web3については、今後、NFTをはじめとした個人を中心とした経済圏の構築が想定されます。インターネットサービスを通じてクリエイターの表現活動を支援する当社とWeb3との親和性は非常に高いと考えています。先日、自民党において「Web3を国の成長戦略の柱にする」という議論も行われており、当社もスピード感をもって積極的に取り組んでいきます。

新規事業(GMOレンシュ)

また、4月4日には新規サービス「GMOレンシュ」の提供を開始しました。サッカー教室やダンス教室など、習い事を運営されている事業者を支援するサービスです。

新規事業(教育・習い事市場)

スポーツをはじめとした習い事市場の規模は約2.6兆円以上と想定しています。割合としては、スポーツ教室が3割を占めており、まずはサッカー教室などを運営しているユーザーにご利用していただきたいと考えています。

サービス概要(GMOレンシュ)

サービスとしては、「オンライン決済」「お知らせ」「スケジュール」の3つの管理が可能です。スポーツをはじめとした教室・チームを運営する方の連絡や集金による負担を減らし、教育・習い事市場のDX化をはかります。

「GMOレンシュ」は、サービス展開を始めたばかりです。8月までは無料キャンペーンも行っていますので、今後の新しい収益の柱となるよう積極的に取り組んでいきたいと考えています。

私からの説明は以上です。ご清聴ありがとうございました。

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