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いよいよ上場「成城石井」は人気化確実か。高くても売れる3つの強み、上場後のリスクと成長戦略とは=栫井駿介

店舗数推移

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実際に、店舗数を見ていきましょう。

ローソンが2014年に買収した後、2016年からの数字があります。当時120店舗だったのが徐々に増えてきて、今では169店舗。

業績推移

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そして業績を見ますと、売上高も右肩上がり。利益もそれに沿って上がってきています。

営業利益率比較

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特色があるのは営業利益率です。

スーパー、特に食品スーパーというと普通は価格競争が結構激しくて、利益率が1%・2%っていうのが当たり前の世界です。しかし成城石井はその中において、なんと直近で10%以上の利益率を誇るという、かなりの優良企業だと言えるわけです。

時価総額2,000億というのも、かなり現実味のある数字・利益を上げています。

成城石井の直近利益率10.31%に対して、業界最大のイオンのスーパー(GMS部門)は赤字です。マイナス0.07%の営業利益率です。

食品スーパーに限定してもライフやバローHDで2.98%、2.89%。3%弱です。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。こちらもイオン系ですが、1.69%。

業界の中で頑張って高い利益を出している。比較的、低価格のスーパーの中で頑張って業績を上げている、高い利益率を出している埼玉のヤオコーが4.48%です。

利益率だけみれば、なんと成城石井はその倍以上ですから、やはりかなり優良であるということが見てとれるわけです。

Next: なぜこんなに利益率が高い?成城石井「3つの強み」と人気の理由

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