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米CPI悪化でインフレ継続示唆、NYダウは上下1,500ドル。大荒れ相場でも最後は株高で終わった理由=高梨彰

それでも1日が終わってみれば株高

それでも1日が終わってみれば株高。相場って怖いです。

ドル円はCPI公表後に147円台半ばまで円安・ドル高が進んだ後、乱高下。147円67銭から一気に146円45銭まで円高へと逆戻りです。

日本の為替介入はあるのか?

「介入?」の連想も働きますが、NYダウの動き1つ取ってみても何処もかしこも派手な動き。しかも板は薄く(売りと買いの出会いが難しく)、単に振り回されただけとも。

だいたい、CPI直後に介入なんてボラティリティ(変動率)上昇を助長させるだけです。介入の有無は不明ですが、あそこで実施したなんて分かったら、市場からバカにされてしまいます。

むしろ、1日経った今日の方が理に適っています。東京市場は日本のホームグラウンドです。ホームで勝負した方が勝率だって高いというもの。

だからこそ、今の円相場には手を出し難いです。

結局、「荒れた相場はまだまだ続くのか」と遠くを眺めるのみ。相場屋には難儀な週末の気分です。

【まとめ】

・9月米CPIは高インフレ継続を示し、Fedの大幅利上げ継続も確信させます
・それでも瞬間的に売り玉が尽きたのでしょうか、株価は急反発です
・薄い板(売りと買いが出会い難い状態)も高ボラティリティを助長させます

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image by:peterschreiber.media / Shutterstock.com
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徒然なる古今東西』(2022年10月14日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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