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日本代表“W杯大金星”と連動?円高&株高で湧く日本市場。ウマ娘資金“転がし”が奏功のサイバーエージェントには「万馬券ゲット」との称賛も

カタールで行われているサッカーW杯で、日本代表が強豪・ドイツ代表を破り、世界中のサッカーファンを驚かせるなか、その勝利と前後して急激な円高となったとして、日本国内から多くの驚きの声があがっている。

このところは1ドル140円台で推移して久かったドル円だったが、休日明け24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル138円台後半で推移。休日前の22日と比べて、だいたい3円ほどの円高水準での取引が続いている。

これを受けて、日本国内のSNS上からは「サッカー効果すご!」といった驚きの声が多数あがる事態に。さらに、政府や日銀の介入よりも“森保ジャパン”のほうが影響力が強いんじゃないか……との見方も浮上しているといった状況だ。

急激な円高ドル安の背景とは

先日22日に、こちらも強豪のアルゼンチン代表を破ったサウジアラビアでは、国王の“鶴の一声”で翌23日を急遽国民の休日とすることに決まるなど、時に一国の政治・経済を左右するほどの影響力を持つサッカーW杯の勝ち負け。

それだけに今回の事態に関しても、サッカー日本代表の“大金星”がもたらしたもの……といった見方も広がったわけだが、実際のところは23日午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で利上げペースの鈍化が示唆されたこと。さらに日本戦の真っただ中といったタイミングで発表された米PMI速報値が、予想を下回ったためドル売りが加速したことなどが、急激な円高ドル安の主な要因だったようだ。

いっぽうで株式市場のほうはというと、24日の東京株式市場はほぼ全面高の展開となり、日経平均株価の終値は前営業日の22日と比べ267円35銭高の2万8,383円09銭に。こちらも米国の利上げが鈍化するとの期待感から、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ格好となったようだ。

なかでもW杯関連株は軒並み上昇し、サッカー用品を手がけるミズノは年初来高値を更新したほか、英国風パブ「HUB」などを運営するハブも、24日の終値は前日比で69円高の724円と、実に10.53%の上昇に。

さらに、インターネットテレビ「ABEMA」でW杯の全64試合を中継するサイバーエージェントの株価も約7%の上昇。サイバーエージェントは今回のW杯の放映権獲得のために200億円を投じたと噂されているが、日本代表戦が放映された23日の1日当たりの視聴者数は、過去最高となる1千万人超えとなったという。

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いわゆる“ウマ娘特需”で得た利益を、あたかも転がすように突っ込んだ格好のW杯放映権獲得に関しては、不安視する声も少なからずあがっていたのだが、こういった形で成果が出たことで、SNS上では「万馬券ゲット」「出来過ぎ」などと、ある意味での“勝負師ぶり”を称賛する声もあがっているようだ。

代表が勝てば“たくぎん破綻”でも日経平均爆上げ

実際、「サッカー日本代表が勝てば日経平均が上がる」という話は、以前の開催時にも実しやかに噂され続けており、その最たる例としてあがるのが、1997年に日本代表がW杯への初出場を決めた、後に「ジョホールバルの歓喜」と後に呼ばれた試合の翌日の

日本時間の未明に行われたこの試合の翌朝、日本国内では北海道拓殖銀行の破綻が報じられ、都銀初の経営破綻ということで株価の下落も大いに心配されたのだが、この日の日経平均株価は逆に約1200円も上昇したというのだ。

このように為替市場のほうはともかくとして、株式市場に関してはW杯の結果との連動も大いに考えられるとなれば、日本代表にはなんとかグループステージの突破を果たしてほしいというのが、サッカーファンはもちろんのこと、W杯関連株で儲けたい投資家としても思うところ。

仮にノックアウトステージのラウンド16も突破すれば、日本代表としては初のベスト8入りという、今回のドイツ戦勝利と同等のインパクトある出来事に。さらなる祝儀相場の過熱も期待できそうだが、その反面で日本代表の敗退が決まったとたんに、潮が引くように盛り上がりが終息する可能性も否めないところ。というわけでひとまずは次戦、今週末11/27(日)に行われるコスタリカ戦に向けて、多くの人々が気を揉むこととなりそうだ。

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