なぜこんなにNFがもてはやされているのか?NFTの何が面白いのか?そんな疑問にアル開発のけんすう氏が目からうろこの回答。知られざるNFTの魅力を解説します。『 「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア 「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア 』
※本記事は有料メルマガ『「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア』2023年2月28日号の一部抜粋です。メルマガはほぼ毎日発行中。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月分無料のお試し購読をどうぞ。
アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年からアルを創業。
NFTは何が面白いのか?
こんにちは!
「NFTがおもしろいと言われても、結局デジタル画像を高く売り買いしているだけじゃない?」と言われることがたまにあって、まあそう見えちゃうよなあ、と思ったので、とあるツールを創ってみたという報告です。
記事の前にお知らせです。きせかえができるNFTである「sloth」ですが、3月1日の12時から一般販売です。今のところ、事前購入権を持っている人のみ買えます。
では本題です。
NFTのツールを作ったよ
NFTって何がおもしろいの?の答えの一つにならないかなと思って作っていたツールがあります。
それは「dango かんたんユーティリティ」です。
何ができるのか、ちょっと見ていきますね。
NFTの面白さは何?への一つの答え
NFTのおもしろさって何?という質問に対して、一つの答えとして僕が思っているのは
・取引履歴が改ざんできない形で
・どんな人でもそのデータを活用することができる
です。
つまり何かというと、、たとえば「A」というNFTを、山田さんという運営者が作って販売してたとします。
そして、「Aを今持っている」という人に対して、特別なプレゼントをしたいという場合、今までの仕組みだと、なかなか判別が難しかったんですね。普通のデジタルデータだとコピーできてしまいますし、サイトで購入履歴がある、というデータを使うとすると、基本的には運営者しかそのデータを使えないからです。
しかし、NFTだと、AというNFTの運営者である山田さん以外でもそのデータを活用できてしまいます。全然関係ない僕が、山田さんの許可なしに「AというNFTを持っている人だけに、これをプレゼントします」というのが可能なんです。
なんで?と思うかもしれませんが、NFTの取引履歴は、ブロックチェーン上に存在するからです。
NFTの売買も丸見え
たとえば、こんなサイトも作ってみました。ウォレット解析というものです。以下は僕のウォレットの内容なんですが・・・。
この人、NFTの売買で、300万円も損しているな、とかいくつNFTを持っているだな、とかがバレます。
どんなNFTをいくらで手に入れたとかもわかりますし、いついくらで売ったかもわかります。
どんな情報があるかは以下をみると全部見れます。
dango tools ウォレット解析
というので、ウォレットやNFTの情報を使って新しいサービスを作れる・・・というのがこの領域のおもしろいところです。
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