ネット上を中心に絶大な人気を誇る女性お天気キャスター・檜山沙耶さんの“熱愛発覚”報道をきっかけに、彼女が所属する気象会社・株式会社ウェザーニューズ<4825>の株価が大暴落したと、SNS上で大いに取沙汰されている。
檜山さんとの熱愛が報じられたのは、プロテニスプレイヤーの西岡良仁さん。彼が出場していたウィンブルドン選手権の中継に、関係者席で観戦する檜山さんの姿が何度も映り込んでいたことが大いに話題となり、それを受けて檜山さんが6日に自身のTwitter上で、西岡さんとの交際を公表。
ところがその翌日になり、檜山さんが所属する株式会社ウェザーニューズ(東証プライム上場)の株価が、取引開始直後から大暴落となり、前日の終値6,820円から一時は6,270円まで下げる展開に。SNS上では、人気女性キャスターの熱愛発覚で“時価総額60億円が吹っ飛んだ”と大騒ぎとなったのだ。
ウェザーニュースの株価が暴落してるのはさすがに笑う pic.twitter.com/89MymwUItV
— 肉欲 肉欲企画 (@b2949) July 7, 2023
【悲報】ウェザーニュース株価、時価総額60億円吹っ飛ぶ
🏢発行株数11,844,000株
📉値下げ500円💸1200万✖500=60億… https://t.co/0AFV9ggbiI pic.twitter.com/brN58pih0s
— 脱銀 (@kinyuuuuginko) July 7, 2023
お天気アプリのサブスク収入が売上の大きな柱に
気象情報会社といえば、マスコミやネットなどを通じて一般市民に向けて気象情報を提供するほかにも、天候によって業務遂行が大いに左右される海運業界や航空業界、または鉄道業界などといった、特定の事業に向けて気象情報を提供する業務など、様々な事業を展開しているワケだが、ちなみにウェザーニューズ社はどうかというと、最も売上高が大きい事業は、約78億円の売上をあげている「モバイル・インターネット気象」だということ。
この事業における収益の柱となっているのが、天気予報アプリ「ウェザーニュース」の有料会員からのサブスク収入。同社では“予報精度NO.1”を謳うとともに、近年では花江夏樹さん・神谷浩史さん・梶裕貴さんらといった人気声優、さらに現在は女優の広瀬すずさんを起用したテレビCMを大量出稿しており、アプリの知名度アップとダウンロード促進に余念がないようだ。
いっぽう、そんなアプリへの導入も兼ねている“24時間気象番組”として、YouTubeを中心に展開しているのが「ウェザーニュースLiVE」。
地震や津波、台風・豪雨など災害発生時には大いに注目を集めるこのチャンネルなのだが、いっぽうで平常時には、その都度の気象情報を伝えつつも、全国のアプリ会員から寄せられる季節の話題やランチ画像などをネタに、お天気キャスターがトークを繰り広げるといった時間帯もあったりするなど、その和やかで癒される空気感が人気を呼んでおり、チャンネル登録者数は100万人を超えている。
この「ウェザーニュースLiVE」に定期的に出演しているのが、先述の檜山沙耶さん。大学卒業後、会計事務所での勤務を経て、2018年10月に番組デビューしたという経歴を持つ彼女なのだが、いかにも清楚な外見に穏やかかつ“天然”な性格、さらにアニメ・マンガ・ゲームといったオタク系な趣味趣向を持ち、また時にはお国言葉である茨城弁も披露するなど、ある意味で“お天気お姉さん然”としていないキャラクターが大人気に。
実際、彼女のTwitterアカウントは40万人超のフォロワーを擁しており、その人気ぶりから昨年にはエッセイ本も上梓。また地元・茨城県の「いばらき大使」にも錚々たるメンツのタレント・文化人らとともに任命されるなど、ウェザーニューズ社に所属する社員キャスターとしての枠を超えた活躍が続いていたのだ。
株価急落のもうひとつの要因とは?
そんな彼女には先述した趣味趣向もあり、オタク気質なファンが多く付いていたようで、なかには自らの愛車を檜山沙耶仕様の“痛車”にしたという強者までもいたとのこと。
檜山沙耶の痛車 pic.twitter.com/GHesKR8mK7
— 会話 (@bad_texter) July 6, 2023
それだけに今回の熱愛の発覚、しかもお相手はプロテニスプレイヤーという、オタクとは正反対な“陽キャ”もいいところの人物とあって、ファンらが受けた衝撃はより大きなものとなったよう。SNS上では“裏切られた”とばかりにショックを訴える声や恨み節が溢れ、さらにはキャスターの“アイドル売り”が露骨だとウェザーニューズ社を責める声まで上がるなど、ファンからの阿鼻叫喚が噴出する事態に。
そしてその翌日に、先述したようなウェザーニューズ株の“異変”が起こったということで、SNS上では「さては悲嘆したおさやファンの投げ売りか?」といった憶測が取沙汰されたようなのだが、実際のところは、6日引け後に同社が発表した24年5月期の連結業績予想において、会社側の利益予想が市場予想平均に届かなかった件が嫌気されたことも、多分に影響していた模様。
さらにその株価のほうも、結局7日の終値は前日比310円安の6,510円で落ち着き、取引開始直後の急落からは、幾分持ち直す格好となったようだ。
そもそも今回の“熱愛発覚”にしても、最近殊に多い“不倫”などのネガティブな内容ではなく、まともなファンならその心中はともかくとして、反応としては喜んでしかるべきといった類のニュース。またウェザーニューズ社にとっても、特に「モバイル・インターネット気象」事業に関しては、今後のさらなる成長を期待しているであろう分野だけあって、今回の件ではいわゆるオタクファンからの信こそ失ったものの、思わぬ形で知名度アップに繋がったという意味でも、決して悪くない話だったと言えそうである。
Next: 「おさや勢に無敵の人が発生してる可能性あるから」