乃村工藝社<9716>
ディスプレイ業界のリーディングカンパニー。複合商業施設から専門店、ホテル、オフィスなどの施設に加え、博物館、美術館、ショールームなどの展示、博覧会、展覧会、イベントといったプロモーション分野まで幅広く展開。
足元で、都市再開発や店舗の新装・改装案件が増加。大阪・関西万博も寄与して、上期末の受注残は過去最高となった。同社は、過去に日本で開かれた5回の万博すべてでパビリオンなどの展示施工に関わった。
大阪・関西万博関連の受注は300億円程度が射程に入っている模様で、愛知万博の85億円から大きく拡大。1月10日の3Q発表時に通期予想と配当予想を上方修正。
25年2月期は、売上高が前期比11.1%増の1490億円、営業利益は同53.5%増の80億円、純利益は同55.3%増の60億円を見込んでいる。

乃村工藝社<9716> 週足(SBI証券提供)
足元の株価は、一目均衡表の週足「雲」を上抜け、同時に昨年2月あたりから形成していた加工チャネルを上放れしてきている。DOE6%目途で、今期は年32円と前期の27円から増配となる見通し。配当利回りは3.4%台と魅力の水準にある。
イオンファンタジー<4343>
イオングループのモールを軸にアミューズメント施設を展開。国内に加えて中国、アセアンの大型SC(ショッピングセンター)内でもファミリー向けAM(アミューズメント)施設やプレイグラウンド(時間制遊具)施設を展開している。
国内はクレーンゲームやカプセルトイなどプライズゲームが好調。また、子ども向けの時間制遊具部門も急拡大している。25年2月期は、売上高が前期比6.0%増の867億円、営業利益は同59%増の57億円、純利益は同21.7%増の16億円を見込んでいる。
不振の中国事業を整理しながら、今後は国内や東南アジアの伸びに大きな期待。

イオンファンタジー<4343> 週足(SBI証券提供)
足元の株価は、一目均衡表の週足「雲」上限の水準が下値サポートとして意識されやすくなっており、中期的には3,000円台での活躍を改めて期待したい。 ※2025年1月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
※本記事は有料メルマガ『田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット』2025年1月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※初月無料の定期購読のほか、1ヶ月単位でバックナンバーをご購入いただけます(1ヶ月分:税込1,100円)。
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『
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
田嶋智太郎の先読み・深読み!株式マーケット
』(2025年1月31日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による