投資はリスクを伴うことを理解し、自己防衛の意識を持つ
特に若い企業や新興市場への投資は、大きなリターンが期待できる一方で、リスクも高くなります。
最悪の場合、投資額がゼロになる可能性も考慮し、”なくなってもいい金額”で投資するなど、自己防衛の意識を持つことが大切です。当たるとしても3割程度、というくらいのつもりでいることも必要かもしれません。
今回のオルツ社のケースはまだ調査中であり、最終的な結論は出ていません。「本当だとすれば」という前提ですが、もし粉飾が事実であれば、上場廃止も免れないのではないか、ビジネスとしても成り立っていないのではないか、と考えられています。
私は投資を行ううえで、企業の実態を知ることの重要性を感じると同時に、その難しさも実感しています。表面的な情報だけでなく、様々な角度から企業を分析し、納得した上で投資を行うようにしましょう。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。
『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年5月13日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。