結論と今後の展望
GENDAは、積極的なM&A戦略によって成長を遂げてきましたが、直近の決算ではその代償ともいえるコストが表面化しました。特に、のれん償却費の増加や、公募増資、前社長の退任といったネガティブ要因が重なり、株価は大きく下落しています。
今後も、プライベートエクイティの圧力もあり、M&Aを続けると考えられますが、それによってリスクがさらに高まるかもしれません。M&Aに依存した成長には限界があるという見方も存在します。

GENDAが、これまで培ってきたゲームセンター運営のノウハウを活かし、どのようにしてM&A後の企業を統合し、持続的な利益成長を実現していくのかが、今後の大きな焦点となるでしょう。
特に、カラオケ事業を含め、新たな買収事業でのシナジー創出と、それに伴うコストに見合う成果を出せるかどうかに注目が集まります。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取り扱いには十分留意してください。
『 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年6月27日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。