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ダイキン、なぜ株価復調?利益率回復とAIデータセンター特需で再浮上。長期投資家が持つべき視点とは=佐々木悠

まとめと今後の注目ポイント

足元のダイキン株価上昇は、厳しい市場環境の中で、「利益率の改善」という経営方針の転換が市場に評価された結果と言えます。特に営業利益率が回復基調にある点は非常にポジティブです。

加えて、AIデータセンター向けの冷却技術への積極的な投資は、今後のダイキンの成長を牽引する重要な要素となるでしょう。DDCS買収によるソリューションの幅の拡大は、小規模・高密度化するデータセンターの需要を確実に捉える動きです。

ダイキン工業<6367> 週足(SBI証券提供)

ダイキン工業<6367> 週足(SBI証券提供)

今後の注目ポイントとしては、アメリカの住宅需要の回復がダイキンの基盤事業を押し上げるか、そして、生成AIデータセンター向けの事業が、売上と利益にどれほど貢献してくるか、この2点が挙げられます。

特にAI関連事業は、現時点では全体の売上貢献度は不明ですが、利益率の改善が期待される分野であり、ダイキンが新たな成長ステージに進むための鍵となるでしょう。


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image by: BalkansCat / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年7月8日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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