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半導体・AI関連株への物色へ

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 24日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後はこう着になりそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。23日の米国市場は、NYダウが79ドル高、ナスダックは133ポイント高だった。売りが先行したものの、7-9月期の国内総生産(GDP)で消費が支援し2年ぶりの高成長となった結果を受けて景気に楽観的な見方が広がり、相場を押し上げる形になった。景気敏感株やハイテク株が相場をけん引。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の50575円。円相場は1ドル=156円10銭台で推移している。

 シカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた50410円を安値にリバウンド基調を強めており、一時50720円まで買われる場面もみられた。ボリンジャーバンドの+1σ(50648円)を上回る場面もあり、市場参加者は限られるなかであるものの、売り方の買い戻しを狙った動きが意識されやすいところであろう。+1σで上値を抑えられる状況が続いたとしても、押し目狙いの買い意欲は強そうだ。

 米国ではエヌビディアの上昇が目立っていたこともあり、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が意識されやすく、再び半導体・AI関連株への物色が強まりそうだ。昨日の東証プライムの売買高は18億株台にとどまっており、市場参加者が限られるなかで積極的な売買は手控えられそうだが、半導体・AI関連株に資金が集中することで年末高を期待したセンチメントに向かわせよう。

 日経平均株価は11月前半の急落以降、ボリンジャーバンドの+1σに上値を抑えられている状況である。ハイテク主導の上昇で同バンドを上回ってくるかが注目される。明確に上抜けてくるようだと、短期的ながらも先物主導によるインデックスに絡んだ資金が流入することも意識されよう。半導体・AI関連株への物色のほか、製造業向けAIサービスの提供するフツパー<478A>とBtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」の運営を手掛けるPRONI<479A>が東証グロースに上場するため、個人投資家主体の資金流入が期待されよう。
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