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それはジョブズの夢。日本のスイカが「世界共通乗車券」になる日=岩田昭男

SuicaとApple Payで「日本の好感度」はさらにアップする

※以下のシミュレーションは筆者の想像によるものです

iPhoneにSuicaが搭載されて、旅はグンとしやすくなった。タッチするだけで買い物ができるし、電車に乗れる。バスもフェリーにも乗れる。日本国内を旅行するには、これがあれば絶対安心だ。心強いパートナーになってくれそうだった。

その便利さが世界に広まり、「東京オリンピックを観に行くなら、プリインストールされたSuicaにチャージして使えばいいんだ」という人が増えてきた。それから日本に着いたら政府からボーナスをもらってタダで日本観光ができるというので、iPhoneとSuicaを活用するのが賢い旅行の仕方だと言われだした。

それでiPhoneの売り上げがオリンピック特需でグンと伸びたという。アップルとしては読みが当たったわけで、日本との関係を強化してタッグを組んでやってきた甲斐があったと大喜びしている。

一方のJR東日本は、Suicaが再評価されただけでなく、新しい決済ツールを兼ねた交通乗車券として世界に広がるという、思わぬ恩恵もあって意を強くしている。

「これだからIT事業は希望があるんだと、改めて自信になりました。これで私たちは日本だけでなく、もっと広い世界の人を相手にして商売ができるようになった。いろいろなサービスを提供できるのでワクワクしています」とJR東日本関係者の意気も大いにあがっている。

ガラパゴスと言われて蔑まれたSuicaが、いまや世界を席巻し、乗車券、電子マネーとして世界の人々に愛され始めている。やっとこれまでの努力が報われようとしている――
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※本記事は、『達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』2017年4月15日号の抜粋・再構成です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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達人岩田昭男のクレジットカード駆け込み道場』(2017年4月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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世の中すっかりカード社会になりましたが、知っているようで知らないのがクレジットカードの世界。とくにゴールドカードやプラチナカードなどの情報はベールに包まれたままですから、なかなかリーチできません。また、最近は電子マネーや共通ポイントも勢いがあり、それらが複雑に絡み合いますから、こちらの知識も必要になってきました。私は30年にわたってクレジットカードの動向をウォッチしてきました。その体験と知識を総動員して、このメルマガで読者の疑問、質問に答えていこうと思います。ポイントの三重取り、プラチナカード入会の近道、いま一番旬のカードを教えて、などカードに関する疑問にできるだけお答えします。

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