今から100年以上も前に、これほど精巧な自動演奏機械が作られていたことには驚かされる。
ご紹介する“フープフェルト・フォノリスト・ヴィオリーナ(Hupfeld Phonoliszt-Violina)”は、ピアノの上に設けられた演奏台に3挺(ちょう)のバイオリンを設置し、自動で演奏するという機械仕掛けの楽器である。
いわばバイオリンとピアノによるジュークボックスなのだが、その洗練された機構とデザインにはため息が出そうだ。
フォノリスト・ヴィオリーナは、円形状の弓が回転することでバイオリンを一弦ごとに奏で、さらに機械の“指”が指板(しばん)を押さえることで音程をつける構造になっている。
製造元であるドイツのLudwig Hupfeld社は、1930年頃まで自動ピアノの大手メーカーとして演奏機械を生産しており、動画の機械は1910年にベルギーで開催された“ブリュッセル万国博覧会”に展示されたものを、オランダのフレッド・ベルヌー氏が復元したものだという。
曲譜はパンチデータに記録された情報から読み取る仕組みになっており、以下の動画のように、ロールペーパーを交換することで様々な音楽を演奏することができた。
(※↓詳しくはコチラへ)
参照:KSL.com/Have You Seen This? The amazing self-playing violin contraption
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES
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