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3月23日からの1週間は3月期決算で業績変化率の高い銘柄に注目!狙い目となる高成長企業を探そう

日経平均は1万9500円を超え、上昇傾向にある日本市場。来週には3月期決算を迎える会社も多くあり、目が離せない状況となっています。今週の相場を振り返り、来週の展望を確認して、3月後半の投資先を見定めるというのも方法の一つですよ。

日銀金融政策決定会合、FOMCと金融イベントを消化。

今週の株式相場は、利益確定売りをこなして買い進まれた先週の流れから、月曜日には利益確定売りが重しとなったものの、火曜日、水曜日と再び買い進まれる展開。木曜日に利益確定売り出たものの、金曜日は底堅く、先週に続いて利益確定売りをこなして上値を追う動きとなっています。

日経平均株価は、先週末の1万9200円台から、月曜日も19200円台を保つ動き。火曜日に1万9400円台、水曜日に1万9500円台に乗せたあと、木曜日に1万9300円台から下げ渋り。金曜日は再び1万9500円台に乗りなおして、順調に水準を切り上げてきました。3月20日金曜日の日経平均株価は、1万9560.22円と先週末終値1万9254.25円から2000年4月以来ほぼ15年ぶりの高値水準で取引を終えています。

今週月曜日は、米国市場反落から日本株の利益確定売りを誘うも、欧州の金融緩和スタンスに加えて、中国も緩和姿勢を打ち出し、メガバンクなど金融関連物色が相場を下支え。火曜日には米国市場が切り返し、外需関連を中心に買い優勢で立ち上がると、日銀金融政策決定会合の政策声明で「現状維持」が伝わり出尽くし売りも散見されましたが、売り物をこなして株価指数も新値追いを強めました。

水曜日には米国株下落による指数反落スタートもすぐさま切り返し、米国のFOMC開催を控えるなか、政策関連銘柄を中心とした先回りした買いが優勢に。木曜日には注目されたFOMC声明で、利上げに際して「辛抱強くなれる」との文言が削除された一方で「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジが4月のFOMC会合で引き上げられる可能性は依然低い」と述べられるなど、利上げ先送り観測が広がり、結果的に「利上げ観測後退による株高、ドル安(円高)の日本株買い材料」が意識されたことで、売りが先行したものの売り一巡後は下げ渋る形に。

金曜日は、FOMC政策声明確認後の買い一巡で米国株反落。日本株にも戻り売りが出たものの、押し目買い意欲は根強く、全般底堅い展開となりました。

さて、今週は週前半に日銀金融政策決定会合、週央にFOMC開催という重要イベントを控えてイベント対応の流れとなるなか、相場変動を先回りしていくスタンスでしたが、下値では先週算出のSQ値1万9,225.43円や日経平均株価の5日移動平均線などがサポートラインとして機能。上値では日経平均株価の25日ボリンジャーバンド+2σに沿う形で水準を切り上げており、騰落レシオも先週金曜日の137.37から今週末の20日金曜日には129.87まで低下。若干過熱感があった先週から、FOMC通過による木曜の調整を挟んで、過熱感も先週から若干薄らいでいます。

さて、来週は木曜日に3月期の権利付き最終売買日を迎えることもあり、3月期決算企業の多く揃う東京市場では、翌金曜日の権利落ちとともに生じる売り圧力を考慮しておきたいところです。ただ、受け渡しベースで実質新年度相場となる来週金曜日以降は、新たな投資テーマの到来が意識される局面でしょうか。

そこで来週は「業績変化率の高い銘柄」に注目してみてください。期末接近で集計タイミング入りとなる3月期業績の修正発表が行われやすくなるほか、名実ともに新年度となる4月以降は、月末からの本決算発表シーズンに向けて「来期の業績予想」に市場参加者の関心が高まるでしょう。

権利落ちの売り圧力をこなしたあとは、来期業績が明らかとなる個別銘柄の本決算発表を先回りしていく局面となります。次期予想の手掛かりともなる先週発売の会社四季報などで企業実態を見極めながら、狙い目となる高成長企業を中心に取り組んでみてください。

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