3:アマゾンダッシュレプレニッシュメントサービス
そしてさらに進化したのが、アマゾンダッシュレプレニッシュメントサービス。アマゾンダッシュボタンを応用した仕組みで、ボタンを押す必要すらなく勝手に注文してくれます。メーカーが自社製品への組み込みを可能にするAPIをアマゾンが提供しています。
我が家ではこのサービスが搭載された浄水器のブリタを使っており、蓋の開け閉めの回数をカウントして、フィルターの替え時になるとブリタ自身が替えフィルターをアマゾンで注文してくれます。
これまでは変更時期を冷蔵庫の扉に書いておいて、2ヶ月経ったら替えてましたが、結構忘れちゃうんですよね。アマゾンからフィルターが届けば、替え時の通知にもなるし、結構便利に活用しています。
またブラザーの一部プリンターはこの仕組みにより、インクがなくなりそうになったらプリンターが次のカートリッジをオーダーします。
アマゾンダッシュレプレニッシュメントに対応した米びつ、醤油瓶などが欲しいです。お米や醤油がなくなりそうになったら勝手に注文してくれる。
これによりアマゾンは、Eコマースから注文すらも排除してしまいました。
注文すらしないお買い物がはじまる
これまではお買い物は、お店に買いに行くものでしたが、ネットが普及して家でインターネットで買い物するようになり、そしてこれからは注文すらしなくなる…というのは衝撃じゃないですか!?買い物が大きく変わろうとしているのを感じます。
最初のスキャナーは商品探し&検索を排除しました。2つ目のボタンは、注文のみ。決済(お会計)を排除しました。そして最後のレプレニッシュメントサービスは注文すら排除しています。
レジなしスーパー「AmazonGo」の発表も衝撃的でしたが、商品を売るだけでなく、お買い物の未来を見据え、そのスタイルまで変えてしまうアマゾンは本当にすごい会社だと思います。来年も引き続きアマゾンの動向が楽しみです。
『Be Magnetic!』アマゾンダッシュボタンはただの便利アイテムではなく、アマゾンが仕掛けた買い物が大きく変わる第一歩 より
※記事タイトル・本文見出しはMONEY VOICE編集部による
サンフランシスコからよしなしごとを発信していきます
Be Magnetic!(三浦茜ブログ)
2014年からサンフランシスコに住んでいます。アメリカで暮らしていて気づいたことや、使ってみたサービスの感想など。日経MJなどでも書いてます。最新UpdateはTwitterまたはFacebookをFollowしてください。Follow @akaney | プロダクトハンターあかねのネタ帳